アカマイ・テクノロジーズは10月2日、「Akamai AI Summit Japan」を東京都内で開催しました。
同社はAI推論やAIエージェントの実行を支える「分散型AIクラウド」の構築方針を示しました。
2026年10月中に「Serverless Inference」と「Agent Sandbox」のTech Previewを開始する予定です。
推論処理のスケジューラー「Model Orchestrator」も、2027年上半期の提供を予定しています。
記事の概要
アカマイ・テクノロジーズは、AI戦略を「AIセキュリティ」「AIとの共存」「AI利用のガバナンスとコントロール」「AIアプリケーションの保護」「AIインフラの提供」の5領域で展開しています。
米Akamaiの共同創業者でCEOのTom Leighton博士は、AI時代の外部脅威への対策として、リアルタイムで動作するアプリケーションレイヤーのファイアウォールを紹介しました。
社内のAIエージェントや従業員によるAIの悪用への対策として、マイクロセグメンテーションを挙げました。
AI向けの保護機能として「Akamai API Security」「Akamai Firewall for AI」「Akamai Workforce Protector」などを紹介しました。
AIエージェント向けの「Akamai Agent Security」は、近々提供を開始する予定です。
Akamaiは9月末、Anthropicと116億ドルの複数年契約を締結したことも明らかにしています。
「Serverless Inference」では、ユーザーがカタログから複数のモデルを選び、サーバーレスで推論処理を実行できる予定です。
「Agent Sandbox」は、インターネットアクセスやツール呼び出しを制御できる、AIエージェント向けの隔離環境として提供される予定です。
記事のポイント
- 推論向けクラウドを構築: Akamaiは、グローバルでリアルタイムに動くAIアプリケーションを支える分散型AIクラウドを構築します。
- 推論処理をサーバーレス化: Serverless Inferenceは、環境構築やリソース割り当てを任せ、ユーザーが推論処理に集中できる機能です。
- AIエージェントを隔離実行: Agent Sandboxは、インターネットアクセスやツール呼び出しを制御し、安全な実行環境を提供します。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 推論環境の構築やGPUの割り当てを自社で抱えるか、サーバーレス基盤に委ねるかを、処理の即時性や運用負荷と合わせて検討する必要が出てきます。
- 同業サービス提供者: モデル実行基盤だけでなく、エージェントの隔離や推論処理の最適化まで含めた提案が競争軸になる可能性があり、機能の組み合わせを見直す必要があります。
- AI活用部門: 自律的に動くエージェントの利用では、インターネット接続やツール呼び出しの権限を事前に設計し、セキュリティ部門と運用ルールを整えることが求められそうです。
このニュースの背景
AIワークロードの主流が学習から推論へ移り、対話的な利用が増えていると説明されています。
アプリケーションのグローバル化とリアルタイム応答への要求に対し、既存のインフラでは対応しにくい状況が示されています。
AIエージェントが人間の監督なしに動作する可能性が高まるなか、外部脅威だけでなく、社内エージェントの暴走や従業員による悪用も課題になっています。
こうした背景から、推論処理を支える分散型インフラと、エージェントの実行範囲を制御する仕組みの整備が進められています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
アカマイ・テクノロジーズは、東京都内で「Akamai AI Summit Japan」を開催した。Akamaiの共同創業…
https://japan.zdnet.com/article/35253304/