Seagate Technologyは、企業のAI活用を支えるデータインフラの準備状況を調査しました。
今後3年間でAIによりストレージ要件が増えると予測した企業は99%でした。
一方、長期的なデータ需要への準備が「十分」と回答した企業は38%にとどまりました。
日本企業では、準備が十分と回答した割合が16%でした。
記事の概要
調査はRecon AnalyticsがSeagateの委託を受け、米国、中国、インド、英国、ドイツ、フランス、日本の7カ国・地域で実施しました。
調査時期は5~6月で、企業のテクノロジー意思決定者2712人から回答を得ました。
AI投資については、86%が中程度または大きな投資収益率(ROI)を得ていると回答しました。
このうち33%は、測定可能な「大きなROI」が得られたと回答しました。
ストレージ需要が今後3年間で50%を超えて増えると見込む企業は32%でした。
AI導入の課題は「データ品質とデータの準備状況」が53%で最多となり、「ストレージインフラ」が43%で続きました。
76%の企業はデータセンター投資をインフラ投資の上位3つの優先事項に位置付け、20%は最優先項目としました。
Seagateは、AI処理能力とインフラ効率を同時に高める考え方として「Sustainable Scaling」を掲げています。
記事のポイント
- ストレージ需要が増加: 99%の企業が、今後3年間でAIによるストレージ需要の増加を予測しています。
- 準備状況に大きな差: 長期的なAIデータ需要への準備が十分と回答した企業は38%で、日本企業は16%でした。
- 持続可能性も課題: 77%の企業が、持続可能性やエネルギー懸念からAIインフラを延期または再構築しました。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: AIのROIだけでなく、データ品質やストレージ容量、ガバナンスまで含めて投資効果を見積もる必要が高まりそうです。
- インフラ事業者: 計算資源の性能訴求だけでは差別化しにくくなり、増大するデータを効率よく保存・活用する設計や持続可能性が選定軸になる可能性があります。
- 日本企業のIT部門: 準備状況が16%にとどまる現状を踏まえ、既存データへのアクセス性や管理体制を点検し、AI活用と基盤整備を並行して進めることが求められそうです。
このニュースの背景
AI投資については、86%の企業が中程度または大きなROIを得ている一方、長期的なデータ需要への準備が十分な企業は38%にとどまっています。
AIによるストレージ需要の増加を99%が見込むなか、データ品質や準備状況、ストレージインフラが導入上の課題になっています。
データセンター投資を優先する企業が多い一方、持続可能性やエネルギーへの懸念からインフラ拡張を延期・再構築した企業も77%に上っています。
日本企業では、長期的なAIデータ需要への準備が十分と回答した割合が16%で、データ基盤の整備がより大きな論点になっています。
関連するニュース
- デル・テクノロジーズは、中堅中小企業でAI投資が初めて首位となった調査結果を発表しました。
- デル・テクノロジーズが、中堅中小企業のAI投資やIT基盤の動向を調査しました。
- 弥生の調査で、中小企業の60.3%がバックオフィスAI活用に関心を示し、導入では安定稼働などを重視していることが分かりました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Seagate Technologyは、企業のAI活用を支えるデータインフラの準備状況を調査した「Data Infras…
https://japan.zdnet.com/article/35252790/