Gartnerは9月16日、2026年の世界のAI支出が前年比49.5%増の2兆7000億ドルに達するとの予測を発表しました。
AI最適化サーバーなどのインフラ投資が、引き続き支出の最大分野になる見通しです。
ソフトウェアでは、既存製品へのエージェント型AIの組み込みが進むとみています。
記事の概要
Gartnerは、2026年の世界AI支出総額を2兆7000億ドルと予測しました。
前年比の成長率は49.5%で、AIインフラへの需要が支出拡大をけん引する見通しです。
AI最適化IaaS、AI最適化サーバー、AIネットワーク・ファブリック、AI向けプロセッサ半導体およびデバイスが対象です。
ハイパースケーラーやサービスプロバイダーによるAI最適化サーバーの購入は、AI支出の最大分野であり続けるとしています。
ソフトウェア市場では、競争力の維持や部門横断型エージェントへの対抗を目的に、既存製品へのエージェント型AIの実装が進みます。
AIアプリケーション開発プラットフォームの2026年成長率予測は、前回の28%から39%へ上方修正されました。
生成AIモデル市場の2026年成長率予測も、前回の110%から117%へ引き上げられました。
Gartnerは、AIサービス市場が2030年までに1兆2000億ドル規模のビジネス機会を生むと予測しています。
記事のポイント
- インフラ投資が最大: AI最適化サーバーなどへの需要が強く、ハイパースケーラーの処理能力拡大が支出を支えます。
- 開発基盤を上方修正: AIアプリケーション開発プラットフォームの2026年成長率を28%から39%へ修正しました。
- 費用対効果を重視: 企業のコスト管理需要を背景に、用途に適したドメイン特化型言語モデルの機会が広がります。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: AI導入ではモデル性能だけでなく、用途に合う費用対効果や利用状況を追える仕組みまで含めて、拡張前の選定基準を設ける必要がありそうです。
- ソフトウェアベンダー: 既存製品に組み込まれたエージェント型AIが増えることで、単なる機能追加では差別化しにくくなり、業務フローの自動化範囲や部門横断での使いやすさが問われる可能性があります。
- AIサービス事業者: 企業が小規模な間接プロジェクトでも外部支援を使う傾向を踏まえると、個別の変革案件だけでなく、既存システムへの導入や効果測定を組み合わせた支援が求められそうです。
このニュースの背景
AI支出の拡大は、将来のワークロードを支えるAI最適化IaaSやサーバー、ネットワーク、半導体への需要に支えられています。
一方、ソフトウェアでは、企業が既存のソフトウェアプロバイダーによる組み込みAIを使い、業務効率化やワークフローの自動化を進めています。
AIアプリケーション開発プラットフォームの成長率予測が上方修正されたのは、企業やソフトウェア・サービスプロバイダーが用途に合わせたカスタムAIアプリケーションを開発しているためです。
企業側ではコスト管理や利用状況の把握への需要が強まり、モデル提供者には用途に適した費用対効果の高いモデルが求められています。
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Gartnerは、2026年の世界におけるAI支出総額が前年比49.5%増となる2兆7000億ドルに達するとの見通しを発…
https://japan.zdnet.com/article/35252773/