Salesforceは、AIエージェントと基幹システムを統合する新アーキテクチャー「AIforce」を発表しました。
NVIDIAと共同開発したCRM特化型の推論モデル「Koa」も発表しました。
AIforceは、Salesforceのデータやワークフローを外部のAIエージェントから利用する「Headless 360」を基盤にしています。
記事の概要
Salesforceは米国時間9月15日から3日間、サンフランシスコで年次イベント「Dreamforce 2026」を開催しました。
基調講演で共同創業者兼CEOのMarc Benioff氏は、AIエージェントとSalesforceの基幹システムを統合するAIforceを発表しました。
AIforceは、専門知識が必要だったHeadless 360にツールを加え、すぐに使えるパッケージとして提供する構想です。
Salesforceのデータ、メタデータ、ワークフロー、権限などに、エージェントや人が利用するインターフェースからアクセスできます。
現段階では、Claude向けの「Claudeforce」、Slack上で使う「Slackforce」、Lightningを使う顧客向けの「Agentforce Coworker」を提供します。
Salesforceによると、Agentforceの導入企業は3万社を超え、累計70億件のAWUを処理しています。
営業エージェント「Hunter」は前四半期に5億ドル規模のパイプラインを創出し、サービスエージェント「Casey」は500万件のサービスリクエストを解決しました。
同社は、確率論的なAIモデルと決定論的なデータ・アプリ層を組み合わせることが、企業利用に必要だと説明しています。
記事のポイント
- Headlessを製品化: AIforceは、専門知識が必要なHeadless 360にツールを加え、AIエージェントからSalesforceを使える構成です。
- 3つの接続先を提供: Claudeforce、Slackforce、Agentforce Coworkerを通じて、ClaudeやSlack、Lightningから利用できます。
- 導入実績も公表: Agentforceは導入企業が3万社を超え、累計70億件のAWUを処理したとSalesforceは説明しています。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: Salesforceのデータや権限を既存の利用画面に閉じず、ClaudeやSlackなど業務現場に接続できるため、自社の業務ごとにどの接続先を選ぶかを検討する段階に入りそうです。
- CRM・SaaS競合企業: AIエージェント時代には、独自の画面だけでなく、データやワークフローを外部エージェントから安全に使える基盤が競争軸になる可能性があります。
- 情報システム・業務設計担当者: 人とエージェントが同じ基幹データや業務処理を扱うため、導入前に権限、ワークフロー、利用インターフェースの組み合わせを整理する必要がありそうです。
このニュースの背景
Salesforceはこれまで、AIエージェントを構築・管理するAgentforceや、外部エージェントから機能を呼び出せるHeadless 360を展開してきました。
一方で、Headless 360の活用にはModel Context ProtocolやAPI接続などの専門知識が必要でした。
Agentforceの導入企業が3万社を超え、累計70億件のAWUを処理するなか、同社はAIモデルだけでなく、データやアプリケーションを含む決定論的な実行環境との組み合わせを重視しています。
AIforceは、この構成を人やエージェントが利用するインターフェースと結び付ける位置付けです。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Salesforceは「Dreamforce 2026」イベントで、新アーキテクチャー「AIforce」およびCRM特化…
https://japan.zdnet.com/article/35252684/