データブローカー情報削除サービスのIncogniは、13のAIプラットフォームを対象にしたデータプライバシーランキングを発表しました。
ChatGPTやClaude、Geminiなどを、ユーザーデータの扱いや透明性の観点から評価しました。
評価では、会話の学習利用やオプトアウト、第三者との共有などをリスク要因として分析しています。
記事の概要
Incogniの「Gen AI and LLM Data Privacy Ranking 2026」は、13のAIプラットフォームと消費者プライバシーへの潜在的なリスクを分析した報告書です。
評価対象には、ChatGPT、Claude、Gemini、Grok、Vibe、Perplexity、Qwen、DeepSeekが含まれています。
このほか、Z.ai、Kimi、Meta AI、Pi、Copilotも評価対象となっています。
各プラットフォームには、Incogniが設定したプライバシーリスクに基づくスコアが付けられ、低いほど良好とされています。
スコアには、プライバシー侵害行為の確認しやすさや、データ共有の慣行を理解しやすいかどうかが反映されています。
調査では、会話が学習基盤に取り込まれるか、オプトアウトできるか、プロンプトが第三者や他のシステムと共有されるかを確認しています。
さらに、プライバシーポリシーの見つけやすさや分かりやすさ、収集する個人データと共有先も調査しています。
GeminiとMeta AIは非常に高いリスクスコアとなり、Vibe、ChatGPT、Piは極めて良好な低リスクスコアとなりました。
記事のポイント
- 評価対象は13サービスです: ChatGPTやClaude、Geminiに加え、DeepSeek、Perplexity、Copilotなども比較しています。
- データ利用を確認しました: 会話の学習利用、オプトアウトの可否、プロンプトの第三者共有を評価しています。
- 透明性も評価項目です: ポリシーの見つけやすさや説明の分かりやすさ、個人データの取得元と共有先を調べています。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 生成AIを業務利用する企業は、機能や料金だけでなく、会話の学習利用や第三者共有、オプトアウトの可否を調達時の確認項目に組み込む必要が高まりそうです。
- AIサービス提供者: ユーザーデータの扱いや共有先を説明しにくいサービスは、外部評価で比較される可能性があります。ポリシーの見つけやすさや説明の明確さが選定理由になりそうです。
- 情報システム部門: 社内で利用するAIの棚卸しでは、入力データの種類に加えて、保存・学習・共有の扱いを確認する運用が求められそうです。従業員向けの利用ルールにも影響します。
このニュースの背景
生成AIの業務利用が広がるなか、ユーザーが入力する会話やプロンプトの扱いが、プライバシー上の確認事項になっています。
今回の評価は、会話の学習利用やオプトアウト、第三者や他システムとの共有に加え、ポリシーの見つけやすさと分かりやすさを対象にしています。
13のAIプラットフォームを同じ観点で比較し、データ利用の実態だけでなく、ユーザーがその内容を確認・理解しやすいかも評価しています。
関連するニュース
- OpenAIのChatGPTで会話の保存や学習利用を抑える設定が紹介されています。
- OpenAIがMac向けChatGPTに、アプリやWebの操作履歴を記録して対話やCodexに活用できる機能を追加しました。
- 株式会社Letierが、AI回答分析を起点にChatGPT広告の設計から成果計測までを一元化しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Incogniの研究チームは、13のAIプラットフォームとそれぞれがプライバシーに及ぼす潜在的なリスクを分析した。規模が…
https://japan.zdnet.com/article/35251795/