Cloudera、データ主権対応のAnywhere Cloudを発表

Clouderaは8月21日、ハイブリッドデータ/AI基盤「Cloudera Anywhere Cloud」を発表しました。
パブリック/プライベートクラウドやオンプレミスに分散するデータを、共通の操作性とガバナンスで管理できる基盤です。
エアギャップ環境などで大規模推論を実行する「Sovereign Inference」も提供します。

記事の概要

Cloudera Anywhere Cloudは、2021年の株式非公開化以降で最大の製品リリースだとしています。
データの所在にかかわらず、ワークロード、ガバナンス、セキュリティを単一の管理画面で扱えるようにします。
同製品は、2025年に買収したコンテナー化フレームワーク技術のTaikunを基盤に開発しました。
ソブリンAIとは、データやAI処理を特定の国や地域の管理下に置く考え方です。
Cloudera AI Factoryの構成要素であるSovereign Inferenceは、NVIDIA NIMsを活用した推論サービスです。
エアギャップ環境、プライベートクラウド、仮想プライベートクラウドで、データを移動させずに推論を実行できます。
同社は、プライベート環境でエンタープライズAIアプリケーションを構築する顧客を増やすため、Applied AIチームも立ち上げました。
同チームは、業界別・ユースケース別のブループリントやソリューションアクセラレーターの構築も進めます。

記事のポイント

  1. 共通管理基盤を提供: クラウドやオンプレミスに分散したデータとAIワークロードを、共通の操作性、ガバナンス、セキュリティで管理します。
  2. データを移さず推論: NVIDIA NIMsを活用し、エアギャップ環境やプライベートクラウドなど、データの所在場所で推論を実行します。
  3. Applied AIを新設: 顧客のプライベート環境でのAIアプリ構築を支援し、業界別の設計資産やソリューションを再利用可能にします。

このニュースがもたらす影響

  • 導入検討企業: 規制や機密性を理由にクラウドへ移せないデータでも、既存環境を残したままAI活用を進める選択肢として、推論基盤と管理方式を見直す契機になりそうです。
  • AI基盤担当者: クラウドやオンプレミスごとに運用を分ける前提が薄れ、ワークロード管理、権限、監査、セキュリティを横断して設計できる体制への移行が求められそうです。
  • 同業のサービス提供者: データを集約せずに推論する構成と、業界別の設計資産を組み合わせる競争が強まり、単体のモデル性能だけでは導入理由を示しにくくなる可能性があります。

このニュースの背景

アジア太平洋、中東、欧州では、規制業種を中心にソブリンAIへの関心が高まっています。
企業は生成AIを実務で使いたい一方、データ漏えいやセキュリティ、規制への懸念を抱えています。
顧客が求めているのは、データや計算基盤が分散していても、ワークロード、ガバナンス、セキュリティを同じように扱える管理の仕組みだと説明されています。
プライベート環境でAIアプリケーションを構築する顧客を増やすため、実装支援や再利用可能な設計資産の整備も進められています。

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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)

ZDNET Japan

AIとデータにおけるソブリン(主権)の重要性が高まる中、データ基盤企業のクラウデラが新たなアプローチを打ち出した。CEO…

クラウデラの首脳が語るソブリンAIとオンプレミス推論–「Anywhere Cloud」を発表 – ZDNET Japan
https://japan.zdnet.com/article/35251817/

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