Googleは、AIを活用して「Chrome」の脆弱性を発見、選別、修正する取り組みを説明しました。
「Chrome」とオープンソースの「Chromium」は、世界のブラウザー市場で約73%のシェアを占めます。
M149とM150の2回のリリースだけで、Googleは1072件のセキュリティバグを修正しました。
同社はGeminiを基盤とするエージェントハーネスで、Chrome全体のコードを調査しています。
記事の概要
ChromeとChromiumは、世界のブラウザー市場で約73%のシェアを持ち、アクティブユーザー数は約35億人です。
Googleは、約1カ月に1回の新バージョン公開を「マイルストーン」と呼んでいます。
2024年8月20日に公開されたM128からM145までは、マイルストーンごとの修正件数は約50件でした。
その後、M146では約80件、M147では約130件、M148では約350件へ増えました。
さらにM149とM150では、合計1072件のバグを修正しました。これは過去23回のマイルストーンの合計を上回る件数です。
Googleは2023年に、ランダムなデータを入力するファジングの拡大へAIを使い始めました。
2025年にはDeepMindおよびProject Zeroと連携し、脆弱性調査AIエージェント「Big Sleep」を開発しました。
2026年にはGeminiを基盤にしたエージェントハーネスを構築し、Chrome全体のコードベースを調査しています。
Geminiは2026年初頭、2013年から存在していたサンドボックス脱出の脆弱性を発見しました。
この脆弱性が悪用されると、ブラウザーを介してローカルファイルを読み取られる危険性があります。
AIが脆弱性を大量に発見することで、修正やテスト、配布の管理もAIで支援できる可能性があります。
一方で、悪意ある主体のAIも同様に脆弱性を発見し、Googleが把握していない欠陥を悪用するリスクがあります。
記事のポイント
- 1072件を修正: M149とM150の2回のリリースで、過去23回のマイルストーン合計を上回る1072件を修正しました。
- 相互作用を分析: Geminiはコード単体ではなく、相互作用によって生じる脆弱性も検出します。
- 攻撃への波及: AIによる発見の拡大は、防御側の効率化と攻撃側の悪用リスクを同時に高めます。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
グーグルは35億人のアクティブユーザーを保護するため、「Gemini」を活用して攻撃者よりも先に「Chrome」のセキュ…
https://japan.zdnet.com/article/35251232/