QueryPie AI合同会社は、AIが攻撃者の視点で企業のWebサービスやAPIを検証する「AIペネトレーションテストサービス」を日本企業向けに提供開始しました。
自社開発のセキュリティ特化型AIモデル「QLM」と独自GPUインフラを使い、脆弱性の発見から修正支援、修正後の再検証まで対応します。
診断データを外部のAIサービスへ送らず、自社完結型の環境で診断を実施します。
記事の概要
本サービスは、合意した診断範囲と実行ルールのもとで、稼働中のWebサービスやAPIを検証します。
AIエージェントがサービス構造や認証・権限を分析し、複数の弱点を組み合わせた攻撃経路を探索します。
アクセスを遮断された場合も応答を分析し、リクエスト方法や条件を変えて迂回経路を検証します。
レポートには脆弱性の深刻度、影響範囲、リクエスト・応答、再現手順(PoC)、原因分析、修正案を記載します。
Devin、Codex、Claude Codeなどのコーディングエージェントと連携し、修正後には同じ脆弱性を再検証します。
QLMは、AIエージェントの脆弱性分析・再現能力を測る「CyberGym」の社内比較評価で88.1点を記録しました。
診断データはモデル学習に利用せず、診断終了後には診断過程で生成・収集したデータをすべて廃棄します。
料金は固定型と時間単位型の2プランを用意し、導入前に品質を確認できる無料トライアルも提供します。
記事のポイント
- 攻撃経路を自律探索: AIエージェントが認証や権限の仕組みを分析し、複数の弱点を組み合わせた攻撃経路を実際の影響まで検証します。
- 修正後も再検証: 証拠付きレポートに再現手順や修正案を記載し、コーディングエージェントと連携して修正後の再検証まで支援します。
- 外部AIを使わない: 自社開発モデルQLMを自社データセンターのGPUで稼働させ、診断データを外部AIへ送らず終了後に廃棄します。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 診断を年1回の確認で終わらせず、脆弱性の発見から修正、再検証までを開発・運用の流れに組み込む検討が必要になりそうです。
- ペンテスト事業者: 個別の脆弱性を報告するだけでなく、複数の弱点による攻撃経路や修正後の状態まで示せるかが、サービス比較の軸になる可能性があります。
- 情シス・開発部門: 診断データを外部AIに送らない運用が選択肢となる一方、AIの評価結果やデータ廃棄の実効性を調達時に確認する必要がありそうです。
このニュースの背景
サイバー攻撃による情報漏えいやサービス停止が企業の事業継続に影響するなか、2026年上半期のランサムウェア被害報告は123件とされています。
IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」では、組織向けに「AIの利用をめぐるサイバーリスク」が初めて3位に入り、システムの脆弱性を悪用した攻撃も4位となっています。
一方で、企業の診断は年1回程度かつ対象範囲が限られることが多く、サービス変更後の確認が人材やコストの制約で追いつきにくい状況が示されています。
こうした課題に対し、個々の脆弱性だけでなく、認証・権限の不備などを組み合わせた実際の攻撃経路を検証する必要性が高まっています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
QueryPie AI合同会社のプレスリリース(2026年11月6日 08時00分)QueryPie AI、AIが攻撃者…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000166345.html