サイバーセキュリティ総研は10月20日、AIフォレンジック「Fast-IR」の提供を開始しました。
調査手順を自動化した収集ツールと独自LLMで、端末の証跡を収集・分析します。
AIの解析と並行してフォレンジックエンジニアが確認し、速さと分析の裏付けを両立します。
記事の概要
Fast-IRは、ランサムウェアなどの被害時に端末や侵入口を調べるフォレンジックサービスです。
フォレンジックエンジニアの調査手順を自動化したデータ収集ツールを備えています。
多くの端末から証跡をまとめて集め、分析用の独自LLMで解析します。
独自LLMは複数の記録を1本の時系列に整理し、侵入口の候補を推定します。
被害が広がった端末やアカウントの推定にも対応します。
AIの解析と並行して、国際的なフォレンジック資格を持つエンジニアが確認・分析します。
最終的な判断はエンジニアが担い、AIの解析結果には推定が含まれます。
ファストフォレンジックは1〜15台25万円からで、台数帯別の定額制です。
記事のポイント
- 調査手順を自動化: 収集ツールがフォレンジックエンジニアの手順を自動化し、多数の端末から証跡をまとめて集めます。
- 独自LLMで時系列分析: 独自LLMが複数の記録を時系列に整理し、侵入口候補や被害端末・アカウントを推定します。
- 専門家が最終確認: AI解析と並行して資格を持つエンジニアが確認・分析し、インシデントに関する最終判断を担います。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 初動では全端末を同じ深さで調べるのではなく、広く影響範囲を絞ってから深掘りする進め方を選びやすくなります。AIの推定を判断に使う範囲や、専門家が確認する工程も事前に定める必要があります。
- 同業サービス提供者: 台数帯別の定額化と、フォレンジック事業者向けのOEM対応により、調査の処理量だけでなく価格設計や販売経路も競争軸になる可能性があります。収集の自動化と専門家の裏付けをどう組み合わせるかが問われそうです。
- フォレンジック人材: 証跡の収集や記録の整理を自動化できれば、専門家は個別データの処理より、AIの推定を検証し最終判断を支える業務に注力しやすくなります。AIの限界を見極める技能も求められそうです。
このニュースの背景
ランサムウェアなどの被害では、端末ごとに何が起きたのかや侵入口を調べる必要があります。
人手で端末を1台ずつ調査すると、対象が増えるほど時間と費用がかかり、初動が遅れる原因になっていました。
Fast-IRは、証跡を集めて整理する部分を自動化し、AIによる解析と専門家の確認を並行させることで、この負担を下げる設計です。
AIの解析結果には推定が含まれるため、最終的な判断を専門家が担う構成になっています。
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株式会社サイバーセキュリティ総研のプレスリリース(2026年11月5日 16時23分)サイバーセキュリティ総研、AIフォ…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000152742.html