テックマンロボットの「TM AI Cobot S Series」が、産業用制御機器のセキュリティ規格で認証を取得しました。
取得したのは「IEC 62443-4-2」のセキュリティレベル2(SL2)です。
ビジョン内蔵型AI協働ロボットメーカーとして、世界初の取得としています。
第三者認証機関のDEKRAが、一般的な手段による意図的な攻撃への備えを検証しました。
記事の概要
認証書の発行日は2026年9月2日です。
対象製品のTM AI Cobot S Seriesは、カメラとAIを本体に組み込んだ協働ロボットです。
IEC 62443-4-2は、産業用自動制御システムを構成する機器のセキュリティ要件を定めています。
SL2は、一般的な手段と限られた資源による意図的な攻撃を想定した水準です。
テックマンロボットは、脆弱性の管理、インシデントの報告、セキュリティ更新の仕組みも整えています。
同社はEUのサイバーレジリエンス法(CRA)を見据え、製品を使い続ける間の対応を強化しています。
TM AI Cobot S Seriesは、2026年11月25日から27日まで愛知県国際展示場で紹介されます。
展示会は「ファクトリーイノベーションWeek 名古屋 2026」です。
記事のポイント
- SL2が想定する脅威: SL2は、一般的な手段と限られた資源を使う意図的な攻撃を想定した水準です。
- 第三者機関が評価: 認証機関のDEKRAが、TM AI Cobot S Seriesのセキュリティ対策を独立して評価しました。
- 導入後も対策を継続: 脆弱性管理やインシデント報告、セキュリティ更新まで含む運用体制を整えています。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: ロボットの性能だけでなく、第三者認証の有無や脆弱性管理、更新対応まで含めて調達条件を設計する必要が高まりそうです。
- ロボットメーカー: AIやビジョンの機能開発に加え、意図的な攻撃への対策を製品要件に組み込み、第三者評価と運用体制で示すことが求められそうです。
- 生産設備の運用担当者: 導入後の脆弱性発見やインシデント発生を想定し、更新の適用手順やメーカーとの報告・対応分担を事前に決める必要があります。
このニュースの背景
生産現場のロボットは、生産管理システムやデータ基盤と接続して動くようになり、ネットワーク経由の侵入経路も増えています。
IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」では、ランサム攻撃とサプライチェーンや委託先を狙った攻撃が、4年連続で1位・2位となっています。
経済産業省は2022年11月に、工場システムのサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドラインを策定しています。
EUのサイバーレジリエンス法は2024年12月に発効し、2027年から本格適用されるため、製品の導入後も含めたセキュリティ対応が意識されやすい状況です。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
TECHMAN ROBOT INC.のプレスリリース(2026年11月5日 11時30分)テックマンロボット、協働ロボッ…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000193380.html