アイリッジは、全国の地方銀行95行を対象にAI検索の実態を調査しました。
ChatGPT、Gemini、Perplexityに計5,607回質問し、公式サイトの可読性や金利情報の正確性、銀行の推奨性を分析しました。
住宅ローン金利では、AI回答の77.1%が公表値と一致し、不一致の71%は利用者に不利な方向でした。
記事の概要
調査対象は、全国地方銀行協会61行と第二地方銀行協会34行の計95行です。
サイトの機械チェックは2026年8月26〜27日、AIへの質問は9月16〜17日に実施しました。
95行のうち、AIが巡回できたのは92行で、AI可読性スコアの中央値は94点でした。
構造化データを備えていた銀行は22行、FAQの構造化対応は8行で、37行では代表商品ページの本文に金利数値が見つかりませんでした。
住宅ローン変動金利と定期預金1年金利を公式公表値190件と照合し、判定できた1,600件の一致率は77.1%でした。
商品別の一致率は住宅ローンが79.3%、定期預金が75.2%で、AI別ではGeminiが82.6%で最も高い結果でした。
不一致366件のうち、住宅ローンでは高い金利、定期預金では低い金利を案内する回答が多く、71%が実態より不利な方向でした。
地元の市を指定した推奨性調査では、相続に関する522回の質問で地方銀行が推奨された回答は0件でした。
記事のポイント
- AI可読性に課題: 構造化データやFAQ対応を備える銀行は限られ、37行では代表商品ページに金利数値が見つかりませんでした。
- 金利回答に不一致: 公式公表値と一致した回答は77.1%で、不一致回答の71%は住宅ローンや預金で不利な方向でした。
- 相続で存在感ゼロ: 相続相談に関する522回の質問で地方銀行の推奨は0件となり、専門職や自治体窓口が列挙されました。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する銀行: AI経由の見込み客を取りこぼさないには、金利や相談窓口の情報を人間向けページだけに置かず、機械が解釈しやすい形式まで整える優先順位付けが必要になりそうです。
- 地方銀行の経営層: 相続で推奨が0件だった結果から、商品名や地域性を掲げるだけでなく、相談先として選ばれる根拠をAIが参照できる形で示す必要がありそうです。
- 金融支援事業者: 検索順位ではなく可読性・回答正確性・指名順位を測り、銀行ごとの重点部門に絞って改善成果を比較する支援メニューが求められそうです。
このニュースの背景
地方銀行95行を対象に、ChatGPT、Gemini、Perplexityへ計5,607回質問し、公式サイトの読み取りや金利情報、銀行の推奨状況を調べています。
95行のうちAIが巡回できたのは92行で、可読性スコアの中央値は94点でした。
一方、構造化データを備える銀行は22行、FAQの構造化対応は8行にとどまり、37行では代表商品ページの本文に金利数値が見つかりませんでした。
公式公表値とAI回答の照合では一致率が77.1%にとどまり、不一致の71%は利用者に不利な方向でした。
関連するニュース
- バクリとDr.AISEOは、銀行ローン522問を調査し、ChatGPTとGeminiが参照するサイトの違いを公表しました。
- バクリとDr.AISEOが、銀行の法人取引でChatGPTとGeminiが参照するサイトを調査しました。
- バクリとDr.AISEOが、銀行分野でChatGPTとGeminiが参照するサイトを1,940回答から分析しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社アイリッジのプレスリリース(2026年11月4日 15時00分)【全95行調査】住宅ローン金利、AI回答の5回に…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000628.000011255.html