ジェイ エイ シー リクルートメントは、管理職として働くハイクラス人材のAI活用実態を調査しました。
転職経験のある30〜50代の1,010人を対象に、AIスキルの市場価値や実務での活用状況を尋ねました。
約9割が週1回以上AIツールを使う一方、課題設定や意思決定など上流工程での活用にはギャップが見られました。
記事の概要
調査は2026年7月2日から7月6日まで、インターネット調査(PRIZMA)で実施されました。
対象は、調査回答時にマネージャー以上の管理職として従事し、転職経験がある30〜50代の1,010人です。
AIに関する知見やスキルが自身の市場価値や評価に影響すると回答した人は80.2%でした。
普段の業務でAIツールを週1回以上利用する人は87.8%で、ほぼ毎日利用する人は46.4%でした。
一方、「課題設定や論点整理にAIを活用できる」は28.7%、「AIを活用した意思決定に関与している」は23.5%にとどまりました。
企業側の前回調査では、89.5%がAIスキルはオファー年収に影響すると回答し、38.1%がAI活用領域の見極め・課題設定力を求めていました。
組織で期待されるAIスキルは「部下やチームの活用を管理・指導するレベル」が37.4%でしたが、AI活用を成果創出に向けて主導できている人は24.5%でした。
AIスキル習得の課題は「よい学習方法がわからない・情報過多」が33.1%で最も多く、次いで学習時間の確保が30.5%でした。
記事のポイント
- 市場価値への影響を認識: AIスキルが自身の市場価値や評価に影響すると答えた管理職は80.2%に上り、企業側の認識とも近い傾向を示しています。
- 上流工程で活用に差: AIツールの利用は定着する一方、課題設定や論点整理への活用は28.7%、意思決定への関与は23.5%にとどまります。
- 組織推進に課題: 部下やチームのAI活用を管理・指導する役割が期待される一方、成果創出を主導できる人は24.5%にとどまっています。
このニュースがもたらす影響
- AI導入を進める企業: 管理職の評価では、AIツールの利用頻度だけでなく、課題設定や意思決定、チームの活用をどこまで主導できるかを見極める設計が求められそうです。
- 管理職・転職人材: AIを日常業務で使えることに加え、業務やプロジェクトの成果につなげた経験を示せるかが、市場価値を左右する要素になっていく可能性があります。
- 人材・HRサービス企業: 企業の期待と個人の実践に差があるため、AIスキルの紹介や評価では、ツール知識だけでなく上流工程や組織推進力を捉える支援が必要になりそうです。
このニュースの背景
企業の採用担当者の89.5%がAIスキルはオファー年収に影響すると回答しており、管理職の市場価値とAIの関係が強まっています。
一方、調査対象者の87.8%は週1回以上AIツールを利用していますが、課題設定や論点整理への活用は28.7%、意思決定への関与は23.5%にとどまっています。
企業が求める「AI活用領域の見極め・課題設定力」と、個人が実務で発揮できている領域の間に差が生じています。
さらに、AI活用を成果創出に向けて主導できている人は24.5%で、学習方法や時間の確保も課題になっています。
関連するニュース
- BOTANICOは既存クライアント40社を調査し、30%がAIで業務引き継ぎを行う実態を明らかにしました。
- KPMGは、売上高10億ドル以上の企業でAIエージェント導入・開発中が62%に達したと報告しました。
- JOB PALETTEは、人材紹介応募の書類不備率70%と着座率20%向上を報告しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメントのプレスリリース(2026年10月30日 15時00分)ハイクラスの約8割…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000194.000007720.html