TISIと北海道中央バスは、AIを活用したモビリティ型音声ガイドを共同開発しました。
札幌駅北口発着の定期観光バスで、11月4日(水)から運用を始めます。
GPSと生成AI音声を連動させ、車窓からの観光情報を4言語で提供します。
記事の概要
TISIと北海道中央バスは、インバウンドの多言語対応などを目的に、モビリティ型音声ガイドを共同開発しました。
本サービスは、バスの位置情報を取得するGPSと生成AI音声を連動させます。
移動に合わせて、北海道遺産や観光スポットの情報を音声で案内します。
多言語テキストや画像にも対応し、英語・繁体字・簡体字・韓国語の4言語を提供します。
事業者は専用編集画面に日本語テキストを入力すると、生成AIによる翻訳と音声合成でガイドページを作成できます。
観光客は専用アプリをインストールせず、2次元バーコードをスマートフォンで読み取って利用できます。
11月4日(水)から「冬の支笏湖・洞爺湖周遊コース」に導入し、12月1日(火)から2つの札幌観光コースにも展開します。
既存システムと比べ、維持管理費用を70%以上、新規導入コストを80%以上削減するとしています。
記事のポイント
- GPS連動で車窓を案内: バスの移動とGPSを連動させ、車窓から見える北海道遺産や観光スポットを多言語で案内します。
- 入力だけで多言語化: 事業者が日本語テキストを入力すると、生成AIが翻訳と音声合成を行い、内容確認後に公開できます。
- 導入費用を大幅削減: 既存車両の設備を利用できるため、維持管理費用を70%以上、新規導入コストを80%以上削減します。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 既存車両を活用し、アプリ不要で提供できるため、小規模な実証から多言語案内を始めやすくなります。導入時は、翻訳内容の確認体制と更新担当を先に設計する必要がありそうです。
- 観光交通の同業者: 案内設備の導入費や更新負担を抑えながら、移動経路に沿った情報提供を組み込めるため、今後は車両設備よりも地域コンテンツの質や運行データの活用が差別化要因になる可能性があります。
- 自治体・DMO: 観光情報を一度整備すれば複数言語で展開しやすく、バス事業者や施設との共同発信につなげられます。利用データを周遊促進に生かすには、地域側で分析目的と改善指標を定めることが求められそうです。
このニュースの背景
札幌では国内外から多くの観光客が訪れ、外国人宿泊者も増加しているため、多言語対応とサービス維持を両立する必要が生じています。
従来の音声ガイドは車両への設備投資や、語学人材・外部業者への依存が運用上の負担になり得ました。
両社は2025年11月から2026年1月にかけて、GPS連動や通信環境が厳しい区間での動作を実証しており、実運用に向けた技術面の確認を進めていました。
関連するニュース
- CTCと日本IBMは、IBM Bobを活用して新規開発と既存システム刷新を支援するA-Nativeの提供を始めます。
- NTTインテグレーションが鹿児島市の生成AI活用と運用ルール整備を支援します。
- NTTドコモビジネスと日本IBMは、AIエージェントの判断・利用を管理、監査する基盤の協業を始めました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
TISI株式会社のプレスリリース(2026年10月30日 13時10分)TISIと北海道中央バス、持続可能な観光サービス…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001993.000011650.html