株式会社ギブリーは、AIモデル「Jev」を独自チューニングした「Givery能動的サイバー防御AI」の提供を始めます。
過去10年分の公開情報を参照するRAGと、5分間隔の脅威情報収集を組み合わせます。
メールやWebなど5つの攻撃面を監視し、検知から隔離・遮断・復元までを支援します。
記事の概要
本サービスは、TypeSafeのAIモデル「Jev」によるメールの脅威判定と、セキュリティ情報の検索基盤を組み合わせたものです。
監視対象はメール、Web、デバイス、従業員PC、ファイルの5つの攻撃面です。
RAGは過去10年分の公開セキュリティ情報と最新情報から根拠を取得し、自社の監視データと合わせてAIの解析や説明に用います。
The Hacker News、JVN、CISA Cybersecurity Advisories、SecurityWeekの4情報源を5分間隔で確認します。
情報の更新時には、登録したWebサイトやデバイスの再スキャンを自動で始めます。
検知結果に応じた端末の隔離や通信遮断は、管理者承認の要否を設定して運用できます。
提供形態はクラウド、専用クラウド、オンプレミスから選べ、AIが利用できない場合もルールベースの検知を継続します。
記事のポイント
- 5つの攻撃面を監視: メール、Web、デバイス、従業員PC、ファイルを対象に、24時間365日の監視を支援します。
- 脅威情報を自動反映: 5分間隔で情報源を確認し、更新時には登録済みのWebサイトやデバイスを再スキャンします。
- 検知後の対応にも対応: 隔離や通信遮断のほか、ランサムウェア被害時の世代バックアップからの復元を利用できます。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 導入前に、5つの攻撃面のどこまでを監視対象にするか、隔離・遮断に管理者承認を求める条件や、メール情報の取り扱いを決める必要がありそうです。
- 同業のサービス提供者: 脅威情報の収集から再スキャン、封じ込め、復元までをつなぐ構成が示されたことで、検知精度だけでなく、対応自動化や提供形態、AI停止時の継続性が比較軸になる可能性があります。
- 情報システム部門: 専任担当者が限られる企業では、監視作業の一部をAIとルールベース検知に任せ、人が承認判断や報告、緊急時の運用設計に集中する体制を検討しやすくなりそうです。
このニュースの背景
新たな脆弱性や攻撃手法が公表されるたびに、担当者には情報の確認だけでなく、自社環境への影響調査と対策判断が求められています。
ギブリーが監視対象に関連すると分類したセキュリティ関連情報は、同社調べで2026年10月の集計時点に499件あり、継続的な情報確認の負担がうかがえます。
こうした情報を読むだけで終わらせず、自社環境との照合や対応につなげる必要性が、本サービスの開発背景になっています。
関連するニュース
- ギブリーが、CISO不在の成長企業や大手企業向けにAIセキュリティ顧問サービスを開始しました。
- ギブリーは、生成AIの利用状況やセキュリティリスクを管理するサービスの個人・部門・予算管理機能を拡充しました。
- Archaicは、Jevで業務データを解析し、確認が必要なケースを抽出する基盤を開発しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社ギブリーのプレスリリース(2026年10月29日 11時00分)ギブリー、AIモデル「Jev」を独自チューニング…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000419.000002454.html