ユニファ、保育記録AI「すくすくログ」β版を10月開始

ユニファは、保育施設向けの新サービス「すくすくログβ版」を2026年10月に提供開始します。
保育中の音声やテキストを記録し、自動文字起こしやAI要約を行います。
記録は園児ごとに整理でき、「ルクミーノート(連絡帳)」へ連携できます。

記事の概要

「すくすくログ」は、保育中のこどもの変化や成長、保育者同士の対話を記録・共有するサービスです。
特許第7801828号の技術により、録音した音声の文字起こし、誤字脱字の校正、AIによる要約を行います。
記録には録音した保育者名と日時が付き、選択した園児に紐付けて時系列で蓄積できます。
1回の録音に複数の園児が含まれる場合も、対象園児を選んで個別の保育記録として保存できます。
園児名簿や職員名簿と連動し、保育現場向けの辞書や利用データから学習する共通辞書で文字起こし精度を高めます。
小声での録音やテキスト入力に対応し、通信環境が不安定な場合は端末内にデータを保護して通信復帰後に再送信します。
蓄積した記録はワンタップで「ルクミーノート」の入力画面に引用・挿入できます。
ユニファは先行利用する保育施設を募集し、ルクミー未契約施設には別途プラン契約が必要ですが、β版は無料で利用できます。

記事のポイント

  1. 音声を保育記録へ変換: 録音した音声を自動で文字起こしし、校正とAI要約を経て園児別の記録として保存できます。
  2. 保育現場向け辞書を搭載: 園児名や職員名を名簿と連動して認識し、登録語と利用データを活用して変換精度を高めます。
  3. 連絡帳作成にも連携: 日中に音声やテキストで残した気づきを、夕方の「ルクミーノート」作成時に下書きとして使えます。

このニュースがもたらす影響

  • 導入を検討する園: 日中の気づきを園児別に蓄積し、連絡帳作成へ引き継げるため、記録業務を時間帯ごとに分断せず運用できる可能性があります。導入時は入力後の確認手順も考える必要があります。
  • 保育ICT提供者: 園児・職員名簿との連携や保育現場向け辞書、複数園児への記録分割が示されたことで、汎用的な音声認識との差別化には現場固有のデータ設計が求められそうです。
  • 保育者: 見守りの最中に小声や短文で残した内容を後から活用できるため、記録を一日の終わりにまとめて思い出す運用から、気づきを都度蓄積する運用へ移る可能性があります。

このニュースの背景

保育現場では、3~5歳の幼児クラスで保育者1人が15~25人を担当する状況があり、日中に十分な記録時間を確保しにくいとされています。
手書きメモや付箋は検索性が低く、紛失などのセキュリティ面にも課題があるとされます。
一方、汎用の音声AIでは、保育の専門用語や園児・職員名を正しく変換しにくい側面がありました。
国内企業の生成AI活用では作業時間の削減など業務効率化が主流で、保育領域でも記録の質を高めて保育実践へ還元する活用が期待されています。

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