株式会社スクーティーは、日本ヒューレット・パッカード合同会社と共同検証を実施しました。
商品カタログ向けAI-OCR「SCUTI AI-OCR」を、完全オフラインのオンプレミス環境で検証しました。
HPE ProLiant DL380 Gen11上で、精度94.45%と1ページ約13秒の処理速度を確認しました。
記事の概要
検証では、HPE ProLiant DL380 Gen11とNVIDIA L40Sを採用しました。
AIモデルには、Metaの「Llama3.2-vision(11B)」と「PaddleOCR」を組み合わせました。
外部ネットワークから分離した環境で、カタログの文字認識と情報の構造化を実施しました。
シンプルなレイアウトのカタログでは、94.45%の精度を達成しました。
クラウド版のGPT-4o利用時は96.53%で、オンプレミス版は近い精度でした。
1ページあたりの処理時間は約13秒で、クラウド版の約30秒を下回りました。
JMeterによる負荷テストでは、同時700ユーザーのアクセスでも安定動作を確認しました。
両社は検証プロセスや性能比較、推奨構成をまとめたテクニカルホワイトペーパーを公開しました。
記事のポイント
- 完全オフラインで処理: 外部ネットワークと分離した環境で、機密文書をクラウドへ送らずに処理できます。
- クラウド版に近い精度: シンプルなカタログで94.45%を達成し、GPT-4o利用のクラウド版は96.53%でした。
- 700ユーザーで負荷検証: JMeterによる負荷テストで、同時700ユーザーのアクセス時も安定動作を確認しました。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 機密文書をクラウドに出せない企業でも、精度・処理速度・同時利用性能を基準に、オンプレミスAI-OCRを具体的な選択肢として比較しやすくなります。
- OCR提供企業: クラウド版との精度差や処理速度、負荷試験の結果が示されたことで、同業各社にはセキュリティだけでなく運用性能まで含めた提案が求められそうです。
- 卸売業の業務部門: カタログ更新のたびに発生する入力作業を自動化し、担当者の役割を転記中心から、抽出結果の確認や例外処理中心へ移す検討につながる可能性があります。
このニュースの背景
卸売業では、複数のサプライヤーから届くPDFカタログの商品情報を、Excelや社内システムへ手作業で入力する負担が生じていました。
一方、金融・医療・製造などでは、機密文書をクラウドへアップロードしにくく、AI-OCR導入時にセキュリティ要件が障壁となっていました。
今回の検証は、外部ネットワークから分離した環境で、文字認識とAIによる情報の構造化を両立できるかを確認する位置づけです。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社スクーティーのプレスリリース(2026年10月27日 10時00分)オンプレミス版「SCUTI AI-OCR」で…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000108940.html