株式会社MQueは、NEDOの「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」に採択されました。
2024年度のフェーズBに続き、今回はフェーズCの実用化研究開発に採択されました。
CFD、AIサロゲートモデル、設計最適化を統合し、低GWP冷媒対応ヒートポンプの熱交換器設計を効率化します。
記事の概要
MQueは、NEDOの「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」でフェーズCに採択されました。
同社は2024年度に採択されたフェーズBに続き、実用化研究開発に取り組みます。
採択テーマは「多様な用途に対応するヒートポンプ熱交換器設計開発プラットフォームの開発」です。
フェーズCでは、流体シミュレーション(CFD)、AIサロゲートモデル、設計最適化の技術基盤を統合します。
研究開発期間は2026年10月から2028年9月までの2年間です。
新規冷媒や新規形状にも対応し、多様な用途や運転条件での設計検討の効率化を目指します。
家庭用に加えて業務用・産業用ヒートポンプへの展開を見据え、期間中はパートナー企業との試験運用を進めます。
記事のポイント
- 低GWP冷媒への対応: HFC削減やEUの改正F-gas規則を背景に、低GWP冷媒向け機器の設計負荷が高まっています。
- AIで設計を効率化: CFDとAIサロゲートモデル、最適化を組み合わせ、新規冷媒や形状の検討を支援します。
- 将来の展開分野: 熱交換器の種類や産業用・車載用に加え、データセンター液冷への展開も見据えています。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 新規冷媒や熱交換器形状の検討で、実験だけに依存せずCFDとAIを組み合わせる設計プロセスを選択肢にしやすくなります。
- 熱機器メーカー: 低GWP冷媒への対応では、冷媒ごとの性能評価や試作の進め方を見直し、設計基盤の外部活用を含めた開発体制を検討する必要がありそうです。
- 設計支援サービス提供者: 熱交換器設計でCFD・サロゲートモデル・最適化を一体で扱う流れが強まれば、個別解析だけでなく実用化まで支える提案力が求められそうです。
このニュースの背景
HFC削減やEUの改正F-gas規則を背景に、ヒートポンプではプロパンなど低GWP冷媒への移行が進んでいます。
熱交換器内の気液二相流は予測が難しく、新しい冷媒や形状では経験式ベースの設計ツールの精度が落ちる課題があります。
そのため、設計開発が実験ベースの試行錯誤に依存し、時間やコストが膨らみやすい状況です。
MQueは2024年度のフェーズBで構築したCFD・AIサロゲートモデル・設計最適化の技術基盤を、実用化研究開発で統合しようとしています。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社MQueのプレスリリース(2026年10月21日 10時00分)熱マネジメントを強みとする「MQue」、NEDO…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000140645.html