ウィルソン・ラーニング ワールドワイドは、AI活用と営業成果の関係を調査しました。
営業担当者841名の分析から、対人営業力とAI活用が高い人は、成果向上を実感した割合が48.8%でした。
両方が低い人の17.8%と比べ、成果向上を実感した割合は2.7倍でした。
AIで生まれた時間の使い方や、学び続ける自己成長力も成果差に関係していました。
記事の概要
ウィルソン・ラーニング ワールドワイドと教育テック大学院大学は、「AI時代の営業力調査2026」を実施しました。
調査は株式会社インテージが、2026年8月26日から28日にインターネットで実施しました。
全国の20〜69歳の営業職1,057名が回答し、営業担当者841名を分析対象としました。
AIの効果として最も多かった回答は、資料作成の時間短縮で50.9%でした。
一方、受注率の向上を挙げた人は5.2%で、成果に直結する項目は平均6.0%にとどまりました。
対人営業力とAI活用が高い人は、低い人より成果向上を実感した割合が48.8%対17.8%となりました。
AIで生まれた時間を顧客課題のリサーチや提案の深掘りに使う人は、両方が高い層で41.4%でした。
対人営業力とAI活用を両立する層では、自己成長力が高い人の成果向上実感率が52.2%でした。
記事のポイント
- 効率化が中心: AIの効果は資料作成の時間短縮などが中心で、受注率の向上を挙げた人は5.2%でした。
- 対人力で差が拡大: AI活用による成果向上の実感は、対人営業力が高い人で18.3%から48.8%に伸びました。
- 自己成長力も影響: 対人営業力とAI活用が高い層では、自己成長力が高い人の成果向上実感率は52.2%でした。
このニュースがもたらす影響
- 営業組織責任者: AI導入の評価軸を資料作成などの時短から、顧客課題の把握や提案の深掘りに時間を振り向けられたかへ移し、対人力と併せて育成・運用を見直す必要がありそうです。
- 営業マネジャー: AIの利用率だけでは成果を説明しにくくなるため、活用後の時間を何に使ったかや、顧客との接点で得た情報を提案に反映できたかを確認する管理が求められそうです。
- 営業人材育成担当: AIの操作研修に加え、出力を検証する力や仕事を通じて学び続ける力、顧客との対話力を評価・育成する設計へ切り替える必要がありそうです。
このニュースの背景
生成AIの営業現場への導入が進む一方で、AIを導入しても営業成果につながらないという課題が生じています。
調査では、AIの効果として資料作成の時間短縮など効率化が中心となり、受注率の向上を挙げた回答は5.2%にとどまりました。
こうした状況を受け、AI活用の度合いだけでなく、対人営業力や自己成長力と営業成果の関係を同じ調査で検証しています。
関連するニュース
- デジタル・ナレッジが小中高と大学のAI活用実態を比較し、利用率やルール整備の差を示しました。
- セラクCCCはリョーサン菱洋で約30名が参加するAIワークショップを実施し、活用アイデア8件を創出しました。
- INDUSTRIAL-Xは、全国1,031人調査でAI全社活用が26.7%に増え、経営関与や複数業務への展開が成果と関連すると示しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
ウィルソン・ラーニング ワールドワイド株式会社のプレスリリース(2026年10月15日 13時00分)【日本初!】同じよ…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000185987.html