Bridgeは、ChatGPTとGeminiが企業やブランドに関する回答で参照するURLを、消費者向け18業種で調査しました。
5,397件の有効回答と延べ70,209件の参照元URLを分析した結果、67.5%が調査対象企業やブランドの公式サイト以外でした。
参照元として登場した回答数ではYouTubeが最多となり、Google検索上位とAIの参照先にも差が見られました。
記事の概要
調査では、900問をChatGPTとGeminiに各3回ずつ質問し、取得した5,400回答のうち5,397件を有効回答として分析しました。
延べ70,209件の参照元URLを発信者別に分類したところ、公式サイトは32.5%で、第三者サイトが45.1%、官公庁が12.6%、団体が5.9%、プラットフォームが3.9%でした。
AI別では、公式サイト以外の割合がChatGPTで63.4%、Geminiで84.6%でした。
公式サイトの参照割合は、クレジットカードの60.7%から全面リフォームの10.7%まで、およそ6倍の差がありました。
参照元として登場した回答数では、YouTubeが1位、顧客満足度ランキングサイトが2位、比較・ランキングサイトが3位でした。
YouTubeは有効回答5,397件のうち899件、16.7%で参照元に登場しましたが、対象企業やブランドの公式チャンネルは参照されたYouTubeの10.9%でした。
Google検索の実際のキーワード形式で質問した146問では、検索上位10件のうちAIが参照元にした割合はChatGPTが6.8%、Geminiが13.4%でした。
Bridgeは、2026年9月15日から17日に調査し、今後も業種別に生成AIの参照元や情報流通構造を調査するとしています。
記事のポイント
- 公式サイト外が67.5%: AIが参照したURLの3分の2以上は、比較サイトやメディア、官公庁など公式サイト以外でした。
- YouTubeが最多登場: YouTubeは有効回答の16.7%で参照元に登場し、個人による解説やレビュー系チャンネルが42.5%を占めました。
- 検索順位と参照先に差: Google検索上位10件とAIの参照URLの一致率は、ChatGPTで6.8%、Geminiで13.4%にとどまりました。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 自社サイトの検索順位だけでは、生成AI経由の情報接触を把握しにくいと考えられます。業種やAIごとに参照元を測定し、第三者サイトを含む情報発信計画を検討する必要がありそうです。
- 広報・マーケ担当: AIごとに参照先が異なるため、単一の露出指標では施策の効果を判断しにくくなる可能性があります。ChatGPTとGeminiを分け、どの媒体が回答に影響したかを継続的に確認することが求められそうです。
- 同業サービス提供者: YouTubeや比較・ランキングサイトなど、企業が直接管理しない情報源の存在感が増すと、公式発信だけで差別化するのは難しくなると考えられます。第三者による説明や評価の形成が競争要因になりそうです。
このニュースの背景
生成AIが企業やブランドに関する回答を作成する際、どの情報源を参照するかは、業種や利用するAIによって異なります。
Bridgeは、これまで業種をまたいだ比較が少なかった生成AIの参照元を、消費者向け18業種について調査しました。
調査では、公式サイトだけでなく、第三者サイト、官公庁、団体、動画などを含む延べ70,209件のURLを分類しています。
また、Google検索の上位ページとAIの参照先を照合し、従来の検索順位だけでは捉えにくい情報流通の差を確認しています。
関連するニュース
- IteraはAI検索の引用120万件を分析し、自社サイトが根拠に使われる企業で言及率に約7倍の差が出たと発表しました。
- 株式会社Bennuは、AIOGeoScanで診断した7,803件のページを分析し、AI検索対策の未整備状況を公表しました。
- 株式会社ipeは、500名調査でAI回答と公式サイトがサービス印象に与える影響を分析しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
マテリアルグループ株式会社のプレスリリース(2026年10月15日 10時00分)Bridge、AIO調査Vol.1「消…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000128.000017894.html