Big-O Information Intelligence Corp.は、日本のEC・D2Cブランド30社を対象にした生成AI調査の結果を公表しました。
4つの生成AIに計1,200件の質問を行い、ブランド名の言及やサステナビリティ情報の認識・引用状況を分析しました。
業界単位の質問では、中堅・小規模ブランドが名前を挙げられた割合で大手を上回りました。
記事の概要
調査対象は、大手・中堅・小規模が各10社の国内EC・D2Cブランド30社です。
調査期間は2026年9月5日から6日で、ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexityを対象にしました。
ブランド名を出さない業界単位の質問480件では、中堅・小規模ブランドが47%の回答で言及され、大手の34%を上回りました。
サステナビリティの取り組みやCO₂削減目標などを尋ねた600件では、526件(88%)でAIが具体的な内容を回答しました。
その526件のうち90件(17%)は、企業の公式サイトを情報源として引用していませんでした。
公式サイトでサステナビリティやCO₂、GXの記述を確認できなかったにもかかわらず、AIが取り組みを説明した企業も6社ありました。
GX認識度は大手79点、中堅44点、小規模28点で、公式サイトのサステナビリティ情報スコアも大手44点、中堅12点、小規模6点でした。
Big-Oは、調査結果を基に自社ブランドのAI認識の変化を30日間観察する公開検証も開始しました。
記事のポイント
- 中小ブランドの言及率: 業界単位の質問480件では、中堅・小規模ブランドの言及率が47%となり、大手の34%を上回りました。
- 公式情報の未引用: サステナビリティを具体的に回答した526件のうち、90件は企業の公式サイトを情報源として引用していませんでした。
- 企業規模でGX認識に差: GX認識度は大手79点、中堅44点、小規模28点で、公式サイトの開示量にも企業規模による差が見られました。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 生成AI経由で自社がどう説明されるかは、検索順位とは別の確認項目になりそうです。環境情報の公開内容とAIの回答にずれがないか、複数のAIで定期的に点検する必要が生じます。
- ECブランド: 中堅・小規模ブランドでも、業界を尋ねる質問を入口に候補へ入る可能性があります。一方、公式情報に基づかない説明も起こり得るため、認知拡大と情報の正確性を同時に管理することが求められそうです。
- 広報・IR担当: 情報を掲載するだけでなく、AIが発見・理解し、出典として扱いやすい形で整理する視点が必要になります。サステナビリティ情報の発信後も、引用状況と回答内容を継続的に確認する運用が課題になりそうです。
このニュースの背景
消費者や取引先が、ブランドの推薦や環境配慮について生成AIに直接質問する機会が増えています。
企業がWebサイトで環境方針やCO₂削減の取り組みを公開していても、生成AIがその情報を正しく理解し、引用するとは限りません。
今回の調査は、国内EC・D2Cブランドの公開情報が、複数の生成AIにどのように認識・引用されているかを把握する目的で行われました。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Big-O Information Intelligence Corp.のプレスリリース(2026年10月8日 10時)…
https://www.value-press.com/pressrelease/382008/QoHViIZK/djIZyCnq