Veeva Systemsは2026年9月24日、臨床試験の設定を支援するAIエージェントを発表しました。
「Veeva Study Builder Agent」は、治験プロトコルからVeeva EDCとVeeva DQSを設定します。
組織の既存標準とCDISCのUSDMを活用し、試験構築やテスト工程の自動化を進めます。
2026年12月にアーリーアダプター向けの提供開始を予定しています。
記事の概要
Veeva Study Builder Agentは、治験プロトコルから臨床試験環境を設定するAIソリューションです。
Veeva EDCでは、フォーム、ビジット、エディットチェックルールを設定します。
Veeva DQSでは、CQLベースのリストを設定します。
CDISC Unified Study Definitions Model(USDM)を活用し、組織の既存標準を再利用します。
テストデータの作成を含むテストプロセスも自動化します。
組織の基準に沿った調整済みのプロセスで動作し、基準からの逸脱を抑えます。
本エージェントはVeeva EDCの一部として提供され、追加ライセンスは不要です。
Claude Coworkプラグインとして、Veevaが管理するGitHubリポジトリからインストールします。
記事のポイント
- プロトコルから設定: 治験プロトコルを起点に、EDCのフォームやビジット、ルールを設定します。
- 既存標準を再利用: 組織の基準とCDISCのUSDMを活用し、試験構築の一貫性を高めます。
- 12月に提供開始: 2026年12月にアーリーアダプター向けへ提供し、追加ライセンスは不要です。
このニュースがもたらす影響
- 治験運用部門: 導入を検討する企業は、プロトコル確定後の環境構築とテストを、既存標準に沿ってどこまで短縮できるか検証する必要があります。AIの出力確認と承認の責任分担も、早期に決めることになりそうです。
- 臨床システム提供者: 競合するサービス提供者は、プロトコルから設定を作る機能だけでなく、組織標準やUSDMの再利用、テスト自動化まで含めて比較される可能性があります。標準準拠を示す設計が差別化要素になりそうです。
- 治験品質管理者: 品質管理を担う人は、構築速度の向上と、基準からの逸脱を抑える仕組みが両立しているかを確認することになります。自動生成された設定やテスト結果を、監査対応の記録として扱えるかも論点になりそうです。
このニュースの背景
治験プロトコルを起点に、EDCやDQSの設定とテストまでを自動化する構成です。
組織の既存標準とCDISCのUSDMを使うため、個別試験ごとの作業を標準化しやすい設計になっています。
Veeva EDCの一部として追加ライセンスなしで提供されるため、導入時には新たな製品契約よりも、既存標準の整備状況が前提になりそうです。
関連するニュース
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Veeva Japan 株式会社のプレスリリース(2026年10月8日 10時00分)Veeva 、臨床試験の設定をわず…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000061700.html