サイバーソリューションズは10月1日、生成AIを活用した内部不正防止ソリューション「AiSE Auditor」の提供を開始しました。
メールやMicrosoft Teamsのデータを文脈レベルで解析し、情報漏洩やハラスメントなどのリスクを検知します。
キーワード検索に代わり、監査テーマを指定して潜在的なリスクを抽出できる点が特徴です。
オンプレミス版として、同社のメール監査基盤「Enterprise Audit」と連携します。
記事の概要
AiSE Auditorは、Enterprise Auditに蓄積されたメールやMicrosoft Teamsのコミュニケーションデータを生成AIで解析します。
「情報漏洩」「内部不正」「ハラスメント」「インサイダー取引」などのテーマを指定すると、関連するやり取りを抽出します。
メッセージの文脈や意図を分析し、遠回しな表現や隠語、不自然なやり取りなどのリスクを検知します。
検知内容はリスクレベルに応じてスコアリングされ、監査担当者が優先的に確認する案件を把握できます。
メールとチャットを横断して分析することで、分散した社内コミュニケーションの統合監査を支援します。
インシデント発生時には、証跡保全や情報の検索・抽出を行うeDiscoveryおよびデジタルフォレンジックの調査基盤として利用できます。
今回の提供はオンプレミス版で、Microsoft Teamsの監査機能は2027年4月に提供予定です。
Enterprise Auditのクラウド版と連携するクラウド版AiSE Auditorは、2027年2月に提供予定です。
記事のポイント
- テーマ指定で監査: 監査担当者はキーワードではなく、情報漏洩やハラスメントなどのテーマを指定して、関連するコミュニケーションを抽出できます。
- 文脈からリスク検知: 生成AIがメッセージの文脈や意図を解析し、単語の一致だけでは見つけにくい不適切な発言や問題行動を検知します。
- 有事の調査にも対応: リスクスコアによる優先順位付けに加え、インシデント時の証跡保全や検索・抽出を支援する調査基盤として利用できます。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 監査担当者はキーワード設計に頼らず、情報漏洩やハラスメントなどのテーマ単位で調査を始められます。リスクスコアを使い、限られた確認時間を優先度の高い案件に振り向ける運用が求められそうです。
- 監査製品の提供者: メールだけでなくチャットを含む社内コミュニケーションを横断し、平時の監査から有事の証跡調査まで扱う構成が示されました。監査対象の統合と調査業務の連続性が競争軸になる可能性があります。
- 法務・危機対応部門: 内部不正や情報漏洩が疑われた際、通常の監査ツールとは別に調査基盤を用意するのではなく、日常の検知から証跡保全・検索までをつなぐ体制を検討しやすくなります。
このニュースの背景
企業には、情報漏洩やインサイダー取引、ハラスメントへの対応を含め、コンプライアンスやガバナンスの強化が求められています。
Microsoft Teamsなどのチャットツールの普及で、業務上のコミュニケーションがメール以外にも分散し、従来の監査手法では兆候を把握しにくくなっています。
重大インシデントが発生した場合には、事実関係の確認や証拠保全、原因究明に向けたデジタルフォレンジック調査も必要になります。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
サイバーソリューションズ株式会社のプレスリリース(2026年10月1日 09時00分)サイバーソリューションズ、生成AI…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000212.000003598.html