富士見町、AI乗合交通「のらざあ」を県境越えで開始

長野県富士見町は、AI乗合オンデマンド交通「のらざあ」の運行を2026年10月1日に始めます。
電話や専用アプリで予約すると、AIが予約状況に応じて運行ルートを組みます。
富士見町全域に250か所以上の停留所を設け、山梨県北杜市の一部にも乗り入れます。
町民に加え、観光客など利用者登録をした人も利用できます。

記事の概要

「のらざあ」は、複数の利用者が乗り合うバスとタクシーの中間のような交通サービスです。
時刻表や固定ルートを設けず、乗車日の1週間前から1時間前まで予約できます。
運行時間は8時から17時までで、月曜日から土曜日に運行します。
富士見町内の停留所は250か所以上で、北杜市には4か所を設けます。
小淵沢駅や白州塩沢温泉フォッサ・マグナの湯も停留所に加わります。
運賃は距離に応じて400円から1,000円で、対象者には半額などの割引があります。
平日8時から8時30分には、通院や通勤通学に対応する「まちなか行き朝便」を設定します。
従来のデマンド交通「すずらん号」は、利用者減少や運転士不足などを背景に転換されます。

記事のポイント

  1. AIで乗合ルートを作成: 電話やアプリからの予約状況をAIが処理し、複数の利用者に合わせて運行ルートを組みます。
  2. 県境を越えて運行: 長野県富士見町全域に加え、山梨県北杜市の一部を運行エリアとし、北杜市に4か所を設けます。
  3. 観光客も利用可能: 町民だけでなく、利用者登録をした観光客も、駅から観光施設への移動などに利用できます。

このニュースがもたらす影響

  • 自治体の交通担当者: 利用者減少や運転士不足に直面する地域では、実証運行で得た移動需要をもとに、AIによる予約処理と車両運用を組み合わせる選択肢を検討しやすくなります。
  • 地域の観光事業者: 観光客が駅から施設間を移動できる手段が増えるため、利用者登録や予約方法を案内に組み込み、公共交通を前提にした周遊計画を考える必要がありそうです。
  • 交通サービス提供者: 行政区域をまたぐ運行や、通院・通勤通学が集中する時間帯への対応は、停留所配置と配車設計を組み合わせた地域交通モデルの検討材料になりそうです。

このニュースの背景

従来のデマンド交通では、利用者の減少や高齢化、運行日・時間・便数の制約が課題になっていました。
運転士不足も、地域交通を将来にわたって維持するうえでの課題として顕在化していました。
富士見町は2023年度から定時定路線バスやデマンド交通の増便などを実証し、通院や買い物を支えるデマンド型交通の利便性を検証してきました。
その検証と地域公共交通会議などでの協議を踏まえ、既存の「すずらん号」をより便利で持続可能なサービスへ転換します。

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000115.000130197.html

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