国産ヒューマノイドAIロボットを開発するアトムは、東京・豊洲に開発拠点を開設しました。
「アトム フィジカルAIファウンドリ」では、ロボットの作業データ収集からAIモデルの学習、実機検証、機体改良までを一体的に進めます。
約1,700㎡の拠点で、2027年末に常時200台を稼働させ、累計30万時間の学習データ生産を目指します。
製造・物流現場のデータ収集に向け、連携パートナーの募集も始めました。
記事の概要
アトムは2026年8月、東京都江東区豊洲に「アトム フィジカルAIファウンドリ」を開設しました。
本拠点では、自社開発の五本指・双腕・二足歩行ヒューマノイドAIロボットを使います。
実機を人が遠隔操作して作業を実演し、視覚・触覚・力覚のデータを収集・生成します。
収集したデータは、フィジカルAI基盤モデルの学習や評価、実機検証、機体改良に活用します。
開発空間は約1,700㎡で、2027年前半には約1,000㎡を拡張し、約2,700㎡にする計画です。
2027年末には常時200台のロボットを稼働させ、累計30万時間分の学習データを生産する体制を目指します。
同社は、基本動作のデータと実際の生産現場で得るデータを組み合わせ、2027年の量産開始を目指します。
記事のポイント
- 一体型の開発サイクル: 実機の作業データをAI学習と機体改良へ継続的に戻し、検証を重ねる垂直統合型の開発体制を構築します。
- 外部企業にも一部開放: 拠点の一部を外部に開放し、フィジカルAIの安全性や信頼性、セキュリティに関する議論にも参画します。
- 現場データを共同収集: アトムは製造・物流企業などを対象に、データ収集から実証、本格導入まで進める連携パートナーを募集します。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 製造・物流企業は、ロボット導入の可否を機体性能だけでなく、自社工程のデータを収集・検証し、本格導入まで進められる連携体制の有無で見極める必要が生じそうです。
- ロボット開発企業: 視覚だけでなく触覚・力覚を含む現場データを、モデル学習と機体改良に戻す開発サイクルが競争軸になり、データ収集拠点や実証現場を確保する動きが強まる可能性があります。
- 製造業界全体: 外部企業にも開放される拠点を通じて、安全性・信頼性・セキュリティを実機データに基づいて検討する機会が増え、導入企業と開発企業が共通ルールを考える必要が高まりそうです。
このニュースの背景
フィジカルAIを現場で機能させるには、実世界での作業データが重要になります。
既存のロボットデータは二本爪のグリッパーによるものが主流で、指先の接触や保持力に関する情報が不足しているとされています。
一方、製造・物流現場では、小さな部品の組み付けなど、力加減を伴う作業への対応が求められています。
アトムは、基本動作のデータと実際の生産現場で得るデータを組み合わせ、2027年の量産開始を目指しています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社アトムのプレスリリース(2026年8月26日 14時00分)国産フィジカルAIのデータ収集センター「アトム フィ…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000172692.html