三井住友DSアセットマネジメントとneoAIは、投資信託約款を管理するAI基盤の本番稼働を始めました。
約1,100ファンドのWordファイルを条文単位で構造化し、横断検索や一括編集に対応します。
法令改正などに伴う変更作業は、従来約130時間を要すると試算していたものを数分で完了できることを確認しました。
変更内容の妥当性判断と最終承認は人が担い、履歴管理や新旧対照表の出力にも対応します。
記事の概要
両社は、投資信託約款の管理業務をAIネイティブな業務基盤へ再構築しました。2026年度頭の約款一括変更対応に合わせてリリースし、すでに現場で運用しています。
三井住友DSアセットマネジメントでは、約款をWordファイルで管理していました。法令改正などで多くのファンドに条文変更が波及すると、対象特定から金融庁への届出まで手作業が発生していました。
新基盤には約1,100ファンド分の既存約款を条文単位で取り込みました。ファンド属性や条文内容に応じたタグをAIが自動付与し、自然言語入力とタグフィルタリングで目的の条文を検索できます。
概念実証では、自然言語入力から検索タグを抽出する精度が93.3%となりました。設定していたKPIの90%を上回っています。
多くのファンドに関わる条文変更では、対象条文の検索とキーワードの一括置換が可能です。変更前後の差分を自動検出し、金融庁届出に必要な新旧対照表をWord形式で出力します。
変更履歴の追跡と承認ワークフローも備えています。法定文書としての正確性と監査性を確保しながら、変更内容の妥当性判断と最終承認は人が行う設計です。
技術基盤にはneoAI Chatを採用しました。認証や連携、セキュリティなどの共通機能を再利用し、金融分野に固有の構造化パイプラインや承認ワークフローを個別に実装しています。
今後は、新規約款のドラフト生成や社内システムとの連携を強化します。AIエージェントが約款業務のより広い工程を担う方向で機能を拡張する方針です。
記事のポイント
- 約款を構造化: 約1,100ファンドの約款を条文単位で取り込み、AIがファンド属性や条文内容に応じたタグを自動付与します。
- 変更対応を短縮: 自然言語検索と一括置換により、対象ファンドの特定から変更反映までを効率化し、差分も自動検出します。
- 監査性を確保: 変更履歴と承認ワークフローを備え、金融庁届出に必要な新旧対照表を規定のWord形式で出力します。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社neoAIのプレスリリース(2026年7月28日 13時00分)三井住友DSアセットマネジメント × neoAI…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000109048.html