日本オラクルは、ERP「NetSuite」のAI連携と国内向け機能を拡充します。
米国時間10月25~28日に開催した年次イベントで、次世代ERP「NetSuite Next」の方向性を示しました。
「AI CONNECTOR」や銀行データ連携機能などを通じ、中堅・中小企業やスタートアップの業務効率化を支援します。
記事の概要
NetSuiteは、ネバダ州ラスベガスで年次イベント「SuiteWorld」を開催しました。
今回はOracleの年次イベント「Oracle AI World」と同時開催されました。
基調講演では、「AI as the UI」「ERP for You」「Autonomous Suite」の3軸で新機能や今後の方向性が発表されました。
日本オラクルは、ERPを記録システムから予測や実行を支援するシステムへ進化させる方針です。
日本向けには、フィールドサービスとバックオフィスを連係する「FIELD SERVICE MANAGEMENT」を投入します。
銀行データを連携し、照合や経理プロセスを効率化する「BANK FEEDS」も提供します。
「AI CONNECTOR」はModel Context Protocol(MCP)をベースに、「ChatGPT」や「Claude」からNetSuiteのデータやワークフローを利用可能にします。
テクノロジースタートアップ向けの無償利用施策「QuickStart」は、2027年の早い時期に日本での提供開始を予定しています。
記事のポイント
- AIからERPを操作: AI CONNECTORにより、ChatGPTやClaudeからガバナンスを保ちながらNetSuiteのデータやワークフローを利用できます。
- 日本向け機能を投入: FIELD SERVICE MANAGEMENTとBANK FEEDSを投入し、現場業務や銀行データを使う経理プロセスの効率化を支援します。
- スタートアップを支援: 米国で始めたNetSuite無償利用のQuickStartを、2027年の早い時期に日本でも提供する予定です。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: ChatGPTやClaudeからERPのデータ・ワークフローを扱えるため、導入時にはAIに任せる業務と人が確認・判断する範囲、利用権限や運用ルールを先に設計する必要がありそうです。
- ERP競合各社: 競争軸はERP内部の機能だけでなく、外部AIとの接続性や銀行・現場データの取り込みにも広がる可能性があります。国内業務への適合と連携基盤が比較材料になりそうです。
- 技術系スタートアップ: 日本でのQuickStart提供が2027年の早い時期に予定されるため、創業初期から業務基盤を整える選択肢が増えそうです。対象企業は提供時期と無償利用の条件を確認して計画に組み込むことが求められます。
このニュースの背景
国内企業では人手不足や業務とデータの分断、AI実装の進みにくさが課題になっています。
NetSuiteはERPを記録中心のシステムから、予測や実行を支援するシステムへ進化させる方向を示しています。
日本向けには、現場業務とバックオフィスの連係や、銀行データを使った照合・経理プロセスへの対応が進められています。
外部AIからERPを利用できる接続手段を整え、業務データの活用範囲を広げようとしています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
NetSuiteはOracleと同時に年次イベントを開催し、中堅・中小企業向けERPクラウドとしての独自の進化と、Ora…
https://japan.zdnet.com/article/35254291/