KDDIは、大阪堺データセンターのAI推論環境を拡充します。
2026年12月から、Googleの「Gemma」など利用可能なAIモデルを順次追加します。
2027年度には、NVIDIAの次世代GPU基盤「HGX Rubin NVL8」を導入する計画です。
企業独自モデル向けの専用環境も提供し、機密データを国内で処理できる基盤を整えます。
記事の概要
KDDIは、大阪堺データセンターで企業向けAI推論環境を強化します。
2026年12月から、提供中のGoogle生成AIモデル「Gemini」に加え、オープンウェイトモデル「Gemma」などに対応します。
利用企業は、同データセンター内のGPU環境で稼働するモデルをAPI経由で利用できます。
自社でGPUサーバーを調達・運用せず、推論データを国内で処理できる点が特徴です。
企業独自のAIモデル向けには、他ユーザーと分離した専用推論環境を提供します。
先行パートナーとして、リコーと医用工学研究所(MEI)が参加する予定です。
MEIの事前検証では、医療特化AIモデルにより一部工程で最大99%の工数削減を確認しました。
2027年度には「NVIDIA HGX Rubin NVL8」を導入し、AIエージェントなど高負荷な処理への対応を目指します。
記事のポイント
- モデル対応を拡充: Geminiに加えてGemmaなどのオープンウェイトモデルを追加し、API経由で国内GPU環境を利用できます。
- 専用環境で機密データ: 企業独自モデルを他ユーザーと分離した環境で運用し、医療や金融などの用途に対応します。
- Rubin基盤を導入: 2027年度にHGX Rubin NVL8を導入し、推論性能や冷却効率を高める計画です。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 自社でGPUを調達・運用せず、国内処理とモデル選択肢を確保できます。導入担当者は、API利用で足りる業務と専用環境が必要な機密業務を切り分ける必要がありそうです。
- 同業の基盤提供者: Geminiだけでなくオープンウェイトモデルや独自モデルまで扱う構成が、比較対象になりそうです。国内処理、利用者間の分離、高負荷推論への対応を一体で示すことが求められそうです。
- 医療・金融企業: 機密データを扱う企業は、モデル性能だけでなく、専用環境での運用可否を選定条件に加えることになりそうです。MEIの検証結果を踏まえ、工数の大きい工程から効果を測る進め方が考えられます。
このニュースの背景
生成AIの利用が広がり、企業の関心がモデルの学習から、業務システムやサービスで使う推論へ移りつつあります。
企業ごとに必要なモデルやデータ管理要件が異なるため、性能に加えてセキュリティやデータ主権を満たす利用環境が必要になっています。
GPUサーバーの調達・設置・運用が導入の課題となる中、国内データセンター上で複数のモデルや独自モデルを使える基盤が求められています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
KDDIは、大阪堺データセンターのAI推論環境を強化し、2026年12月から順次、利用可能なAIモデルを拡充すると発表し…
https://japan.zdnet.com/article/35254075/