日本IBMは8月19日、エヌアイシー・パートナーズの取り組みを発表しました。
同社はAIエージェント駆動の開発支援サービス「IBM Bob」で、見積作成用Excelマクロを可視化し、ウェブアプリケーションへ再構築しました。
仕様把握にかかる時間を従来比約95%削減し、約6週間と想定した同等の開発作業を約2.5日で完了しました。
記事の概要
エヌアイシー・パートナーズは、社内で利用していた見積作成用Excelマクロを対象に取り組みました。
IBM Bobにマクロを取り込み、VBAコードの構造や処理内容、データ構造を分析しました。
分析結果をもとに、業務ロジックを整理する仕様情報やドキュメントを生成しました。
担当者が生成内容をレビューしながら既存仕様を確認し、従来1〜3日かかった仕様把握を約30分に短縮しました。
仕様把握後は、IBM Bobを活用して見積作成業務をウェブアプリケーションへ再構築しました。
移行可否の検討から実装、テスト、性能調整、文書作成までを実施し、約6週間の想定作業を約2.5日で完了しました。
現在は業務利用可能なウェブアプリケーションとして運用し、見積データの蓄積や検索、過去実績の参照・再利用を可能にしています。
生成AIが分析と成果物生成を担い、人がレビューや判断を行うことで、既存資産の理解から再構築までを効率化できるとしています。
記事のポイント
- VBAコードを可視化: IBM Bobがコード構造やデータ構造を分析し、業務ロジックを確認するための仕様情報と文書を生成しました。
- 仕様把握を約95%削減: 従来は平均1〜3日かかっていた見積作成マクロの全体把握を、約30分で完了できるようにしました。
- 約2.5日で再構築: 約6週間を想定していた移行検討からテスト、性能調整までの同等作業を約2.5日で完了しました。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 既存マクロの仕様把握から移行判断までの初期負担が下がるため、属人化したExcel業務を再構築候補として洗い出しやすくなると考えられます。
- 開発支援サービス: 競争軸はコード生成だけでなく、仕様書のない既存資産を分析し、人のレビューを経て業務アプリへ移す一連の支援力にも広がる可能性があります。
- 情報システム部門: 単なるマクロ置き換えではなく、見積データの蓄積や検索、過去実績の再利用まで含めて、刷新対象の優先順位を検討することが求められそうです。
このニュースの背景
見積作成や申請処理などで使われるExcelマクロは、現場主導で作られ、仕様書や設計書が整っていない場合があります。
その結果、担当者の異動や退職後に保守・改修が難しくなり、システム刷新時にも既存ロジックの把握が負担になっていました。
今回の取り組みでは、生成AIがコードやデータ構造を分析し、人が生成内容をレビューする進め方で、理解から再構築までの効率化を確認しています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
エヌアイシー・パートナーズ(NICP)は、AIエージェント駆動のエンタープライズ向け開発支援パートナー「IBM Bob」…
https://japan.zdnet.com/article/35251735/