株式会社シーイーシーとAGC株式会社は、音声認識を活用したデータ収集システムを共同開発しました。
「SmartLogger Voice」は、作業者の発話から作業記録と熟練技能者の知見を収集します。
AGCの製造現場で実証した結果、作業分析と技能伝承資料の作成時間を従来の10分の1以下に短縮しました。
記事の概要
シーイーシーとAGCは、音声認識システム「SmartLogger Voice」を共同開発しました。
同システムは、作業中の発話を記録し、作業ログと熟練技能者の知見を収集します。
あらかじめ登録したキーワードの発話をきっかけに、必要な音声ログを取得します。
作業手順や注意点、気づきなどの「つぶやき」も記録できる仕組みです。
AGCの製造現場では、収集した音声データを生成AIで解析・整理し、作業分析レポートを自動生成しました。
その結果、熟練技能者の作業分析と技能伝承資料の作成にかかる時間を、それぞれ従来の10分の1以下に短縮しました。
今後は、データ利活用基盤「Resolana」と連携し、製造業向けの領域特化型AIやAIエージェントへの展開を目指します。
記事のポイント
- 発話で技能を記録: 作業者が話すだけで、作業手順や判断のポイントなど、従来記録しにくかった知見を収集できます。
- 生成AIで資料化: 音声データを生成AIが解析・整理し、熟練技能者の作業分析や技能伝承資料を自動生成します。
- 分析時間を10分の1以下: AGCの製造現場で実証し、熟練技能者の作業分析と資料作成の時間を従来比で短縮しました。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 技能継承を進める企業は、作業者の発話をどの場面で収集し、生成AIによる分析結果を教育や改善にどうつなげるかを、現場業務と合わせて検討することになりそうです。
- 同業のサービス提供者: 作業時間や動作の記録に加え、判断や注意点まで扱うことが差別化要素になり得ます。今後は、音声収集から資料化、現場での知識検索までの一貫性が問われそうです。
- 製造業全体: 技能継承では、熟練者の作業を観察して記録するだけでなく、発話から判断の背景を残す設計が選択肢になります。各社は形式知化しやすい作業や職種の見極めが求められそうです。
このニュースの背景
製造業では、生産性向上と人材不足への対応が課題となり、作業分析や熟練技能のデジタル化が注目されています。
両社は2016年から「SmartLogger」を共同開発し、スマートデバイスによる作業ログ記録のDX化を進めてきました。
一方、従来の記録では作業時間や動作は扱えても、熟練技能者が何を見てどう判断したかという暗黙知の記録が難しい状況でした。
そこで、作業中に自然に発せられる音声に着目し、作業ログと現場の知見を同時に収集する仕組みへと発展させています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社シーイーシーのプレスリリース(2026年10月15日 10時00分)シーイーシーとAGC、生成AIを活用し製造現…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000005815.html