日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ、送配電向けAI基盤支援を開始

日本タタ・コンサルタンシー・サービシズは10月13日、国内の送配電事業者向けに「エネルギーインテリジェンスプラットフォーム」の構築支援サービスを開始しました。
IT、OT、ETのシステムデータを統合し、設備保全や系統運用、需給予測などへのAI活用を支援します。
送配電事業者が抱える設備更新、人手不足、分散型エネルギーの普及などの課題に対応します。

記事の概要

日本タタ・コンサルタンシー・サービシズは、送配電網のIT、OT、ETシステムデータを統合するEIPの構築支援サービスを提供します。
EIPは、GIS、ADMS、データヒストリアンなどのコンポーネントを統合するデータ基盤です。
SCADA、EMS、DERMS、設備・保全管理システム、停電管理システムなども統合対象に含まれます。
各コンポーネントを横断するAI・インテリジェンスレイヤーにより、予測、判断、自動化を支援します。
設備保全、系統運用、需給予測、経営管理などに蓄積データを活用できる環境を整えます。
日本TCSは、特定ベンダーに依存しない中立的な手法で、国内の送配電事業者の実情に合わせた構築を支援します。
電力・ガス・水道などのユーティリティ分野で、Fortune Global 1000に名を連ねる60社以上へサービスを提供しています。

記事のポイント

  1. IT・OT・ETを統合: 送配電事業者が使う新旧のIT、OT、ETシステムを横断し、分散したデータを統合できる基盤を構築します。
  2. AIで予測・判断を支援: 共通のAI・インテリジェンスレイヤーを設け、設備保全や需給予測などの予測、判断、自動化を支援します。
  3. 構想から運用まで支援: 電力業界の専門チームが、EIPの構想策定から実装、運用まで共創型で支援し、技能継承も後押しします。

このニュースがもたらす影響

  • 送配電事業者: 導入を検討する企業は、個別システム単位のAI活用ではなく、設備保全から需給予測までを横断したデータ連携を前提に、構想と運用体制を見直す必要が生じそうです。
  • 電力系統関連企業: 分散型エネルギーの増加や電力需要の拡大に対応するには、保有する設備・運用データをどの範囲で接続し、予測や判断に結び付けるかが競争力を左右する可能性があります。
  • AI基盤提供者: 特定ベンダーに依存しない統合基盤が重視されることで、モデル性能だけでなく、既存のIT・OT・ETとの接続や現場運用、技能継承まで含む提案力が求められそうです。

このニュースの背景

国内の送配電網は設備とシステムの更新期を迎え、更新投資の増加や人手不足、熟練技術者の退職が重なっています。
再生可能エネルギー、蓄電池、EVなどの普及によって電力システムが複雑化し、需給バランスの維持や自然災害への対応も求められています。
一方、長年にわたり段階的に導入された新旧のOTシステムと、業務ごとに構築されたITシステムが混在し、データを横断して活用しにくい状況があります。
こうした背景から、特定ベンダーに依存せず、設備保全や系統運用、需給予測、経営管理を横断して分析できるデータ基盤が必要になっています。

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000141669.html

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