サイカルトラストは、ハードウェアとソフトウェアの真正性を統合して証明する国内特許について、特許査定を受領しました。
対象は、ドローンやロボット、自動運転車などのフィジカルAIです。
同社は、部品の履歴を示すHBOMとソフトウェア構成を示すSBOMを結び付け、サプライチェーン上の偽造部品や改ざんの検証を目指します。
記事の概要
サイカルトラストは、「鑑定証明システム(R)」に関する国内特許「特願2025-519402」について、2026年8月26日に特許査定を受領したと発表しました。
同社は、ドローン、ロボット、自動運転車などのフィジカルAIで、ハードウェアとソフトウェアの真正性を統合的に担保する技術だと説明しています。
HBOMはハードウェア部品の構成情報を指し、SBOMはソフトウェアを構成する部品やコードの一覧を指します。
特許技術では、半導体部品などの物理的特徴とデジタル上の識別情報を照合し、部品の真正性を確認します。
ソフトウェアについては、構成要素の来歴やOTAによるアップデート履歴を記録し、追加や変更を追跡できるようにします。
さらに、正しいSBOMが本物のHBOM上で稼働していることを、エンドツーエンドで証明する仕組みを想定しています。
同社は、40件超の特許群とブロックチェーン技術を活用し、ISO 26345との組み合わせによるサプライチェーン・セキュリティを提案しています。
なお、今回の発表では、特許技術の導入企業や実運用での効果について、具体的な事例や数値は示されていません。
記事のポイント
- 物理部品を照合: 部品本体の刻印や外観などの物理的特徴とデジタルIDを照合し、HBOMの真正性を確認します。
- ソフト更新を追跡: ソフトウェアの構成要素とOTA更新の履歴を記録し、誰がいつ変更したかを検証可能にします。
- 両者を統合証明: HBOMとSBOMを結び付け、正しいソフトウェアが本物のハードウェア上で動くことを証明します。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: フィジカルAIの調達・開発では、部品の真正性とソフト更新履歴を別々に管理するだけでなく、両者を結び付けた検証設計まで早期に検討する必要が生じそうです。
- 同領域のサービス提供者: ソフトウェアの脆弱性管理や部品管理に加え、物理部品とデジタル記録の一致を扱えるかが、フィジカルAI向けセキュリティサービスの差別化要因になる可能性があります。
- 製造サプライチェーン: インシデント時の原因究明や説明責任を重視する企業では、企業間でHBOMとSBOMの履歴を連携させるため、証明データの形式や運用ルールの整備が求められそうです。
このニュースの背景
ドローン、ロボット、自動運転車などでは、ソフトウェアだけでなく、複数企業を経由するハードウェア部品の真正性も安全性に関わります。
一方で、ハードウェアの部品構成情報とソフトウェアの構成・更新履歴は、これまで別々に管理されてきたとされています。
今回の特許技術は、物理的特徴とデジタルIDの照合、ソフトウェアの来歴・OTA更新履歴の記録を組み合わせ、両者をエンドツーエンドで確認する考え方を示しています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000184.000044818.html