シーティーエスは、建設業に特化したAIエージェントサービス「SAP マインド」を2026年10月1日に提供開始します。
法令・技術基準の情報をRAGとして標準搭載し、施工計画書の下書き作成や法令相談に対応します。
まずは「Fileforce for Construction」の既存利用企業向けに提供します。
記事の概要
建設業の就業者数は、平成9年平均の685万人から令和7年には478万人まで減少しています。
一方、建設投資額は平成22年度の約42兆円から増加し、令和7年度は約76兆円となる見通しです。
シーティーエスは、需要増と人手不足が併存する中で、施工管理業務の効率化が必要だと説明しています。
SAP マインドは、建設業に必要な法令・技術基準をRAG(検索拡張生成)で標準搭載します。
発注図書とWBS(作業分解構成図)に連携し、施工計画書の下書きを自動作成します。
自社検証環境での計測値では、下書き作成に約15分かかります。
法令・技術基準に関する質問には、根拠条文を示しながら回答します。
関連データは「Fileforce for Construction」と連携し、SCS評価制度への対応も支援します。
記事のポイント
- 施工計画書を下書き: 発注図書とWBSに連携し、施工計画書の下書きを自動作成します。自社検証環境では約15分で作成しました。
- 根拠条文付きで回答: 法令や技術基準に関する質問へ、関連する根拠条文を示しながら回答します。事前のデータ整備は不要です。
- 施工管理全体へ拡張: 今後は工程・原価・品質・安全・環境管理など、施工管理の各領域を支援する機能へ拡張する方針です。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: 施工計画書作成や法令確認の時間を削減できる可能性があります。まずは既存データで効果を測り、生成内容の確認者と承認手順を決めることが重要です。
- 建設DX事業者: 法令・技術基準の検索だけでなく、発注図書やWBSを起点に業務文書までつなぐ設計が競争軸になりそうです。導入後の管理機能も問われます。
- 建設業の管理部門: 施工管理の知識を個人の経験に依存させず、根拠条文付きの回答や下書きを共通の業務基盤に組み込む検討が求められそうです。
このニュースの背景
建設業では就業者数が減少する一方、建設投資額は増加しており、施工管理を担う人材の業務負荷が高まりやすい状況です。
施工計画書の作成や法令確認は、技術者の知識と時間を必要とする業務として効率化の対象になっています。
法令・技術基準をRAGで標準搭載し、事前のデータ整備なしで使える設計は、導入時の準備負担を抑える方向です。
既存の「Fileforce for Construction」利用企業を対象とすることで、関連データとの連携を前提に利用を広げる流れになっています。
関連するニュース
- sai X aidが、Slackなどから定型業務を実行し、業務システムへの登録まで担うAI社員の対象業務24例を公開しました。
- 株式会社Skillnoteは、製造業のスキルデータを分析するAIエージェントを10月から提供します。
- エクサウィザーズと住友電装は、生産現場の異常検知と技能継承を担うAI群を共同開発します。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社シーティーエスのプレスリリース(2026年9月24日 10時00分)深刻化する建設業の人手不足、生産性向上へ 建…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000119586.html