Yap、Icarusと医療機関向けAI電話の日本仕様調査に着手

Yapは、医療機関の電話に応答するAI音声アシスタントについて、イタリアのIcarusと本契約を締結しました。
両社は、Icarusがイタリアで提供するサービスを日本の医療現場向けに作り替える調査に着手します。
AIが電話の一次受けや用件の振り分け、予約受付を担う想定です。
日本での提供開始時期は、現時点で決まっていません。

記事の概要

Yapは2026年8月25日、Icarus S.r.l.とサービス契約を締結しました。
両社は2026年5月28日に覚書を締結しており、今回の本契約で具体的な調査に進みます。
調査では、AIによる電話の一次受け、用件の振り分け、予約や予約変更への対応を検討します。
Icarusはイタリア・ジェノヴァの診療所で、1か月に5,000人を超える患者の用件を扱った事例を公表しています。
同社によると、同事例では平均応答時間が5秒で、電話が95%減少しました。
Yapは、日本の個人情報の取り扱いや医療情報システムの安全管理、緊急時の転送設計を調査します。
今後は日本向け仕様を決定し、医療機関での試験導入を目指します。
日本市場向けの名称は「Kyoko AI」ですが、提供開始時期は未定です。

記事のポイント

  1. AIが電話を一次受け: AIが時間帯を問わず応答し、患者の予約や営業電話などを振り分けます。
  2. 日本の制度適合を調査: 症状や薬の情報を含む電話に対応するため、個人情報や安全管理を確認します。
  3. 3段階で導入を検討: 現場調査、日本向け仕様の決定、医療機関での試験導入を順に進めます。

このニュースがもたらす影響

  • 導入を検討する医療機関: 予約受付の省力化だけでなく、症状や薬の情報を含む電話を緊急度に応じて人へ回せるかを、導入判断の中心に置く必要がありそうです。
  • 国内の競合事業者: 予約対応の機能比較に加え、営業・院内連絡・患者相談の振り分けや緊急時の転送設計を示せるかが、医療機関への提案で問われる可能性があります。
  • 医療業界全体: 海外での導入実績を日本に移すには、応答性能だけでなく個人情報や医療情報システムの安全管理への適合確認が必要です。今後は調査と試験導入を先行させる進め方が増える可能性があります。

このニュースの背景

日本の医療機関では、窓口対応と電話対応を同じ担当者が担い、電話によって他の業務が中断される負担が生じています。
医療機関の電話には、予約や予約変更だけでなく、患者からの相談、営業電話、院内連絡などが集まります。
国内にも病院・クリニック向けのAI電話サービスはありますが、予約受付だけでは電話対応の負担を解消しきれない可能性があります。
Icarusはイタリアの診療所で、一次受け、用件の振り分け、予約対応を一連で担った事例を公表しており、Yapはその仕組みを日本の制度や運用に合わせる調査に進みます。

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Yap、イタリアIcarus社と本契約を締結 医療機関の電話を一次受けするAIを日本向けに作り替えへ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000121260.html

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