サムスン電子とブロードコムは8月25日、次世代AIインフラ向け半導体技術で協業を拡大する覚書を締結しました。
メモリ、ファウンドリ、先端パッケージングの各分野で、AIアクセラレータや通信向け半導体の開発・供給を進めます。
両社は2030年までの5年間で、協業規模が2,000億ドルを超えると見込んでいます。
記事の概要
覚書は、サンフランシスコで開催された「AIサミット」で発表されました。
メモリ分野では、ブロードコムの次世代AIアクセラレータ向けに、高帯域幅メモリ(HBM)などのメモリソリューションを供給する計画です。
ファウンドリ分野では、無線ブロードバンド通信(WBC)ソリューションなどのブロードコム製品を対象にします。
サムスン電子は、2ナノメートル(nm)以下の最先端プロセス技術を軸に協業を進めます。
さらに、2nmプロセスを基盤とする2.3D・2.5D統合など、先端パッケージング技術にも協業範囲を広げる方針です。
両社は、高性能かつ低消費電力なAI・ネットワーキング向け半導体の実現を目指します。
協業には、サムスン電子のメモリ・ファウンドリ技術と、ブロードコムのAI・接続技術を組み合わせます。
サムスン電子は、設計から製造までを一貫して支える半導体技術で、AI・高性能コンピューティング分野に対応します。
記事のポイント
- 協業規模は2000億ドル超: 両社は2030年までの今後5年間で、メモリとファウンドリ両分野の協業規模が2,000億ドルを超えると見込んでいます。
- HBMをAIアクセラレータへ: サムスン電子はブロードコムの次世代AIアクセラレータ向けに、HBMを含むメモリソリューションを供給する計画です。
- 2nmと先端実装で協業: ブロードコム製品の製造で2nm以下のプロセスを活用し、2.3D・2.5D統合などの先端パッケージングにも取り組みます。
このニュースがもたらす影響
- AI基盤の調達企業: AIアクセラレータや通信向け半導体を調達する企業は、メモリ、製造、先端パッケージングを個別に選ぶだけでなく、2030年までの供給体制を一体で評価する必要が高まりそうです。
- 半導体メーカー: メモリとファウンドリに加えて先端パッケージングまで組み合わせる提案が競争軸になり、各社には単一工程の性能だけでなく、設計から製造までの連携力を示すことが求められそうです。
- AIインフラ事業者: 高性能・低消費電力の半導体を必要とする事業者は、AIアクセラレータやネットワーキング製品の設計段階から、HBM、2nmプロセス、先端実装の組み合わせを検討する可能性があります。
このニュースの背景
AIの進化に伴い、メモリ、ロジック、先端パッケージングをまたぐ半導体統合技術への需要が生まれています。
今回の協業は、サムスン電子のメモリ・ファウンドリ技術と、ブロードコムのAI・接続技術を組み合わせるものです。
AIアクセラレータや通信向け半導体では、高性能化と低消費電力を両立するため、製造プロセスと実装技術を含めた開発体制が重視されています。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
サムスン電子ジャパン株式会社のプレスリリース(2026年8月28日 13時00分)ブロードコム社とメモリおよびファウンド…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000977.000030942.html