Okta, Inc.は、AIエージェント向けのシングルサインオン機能「Agent SSO」の一般提供を始めました。
標準プロトコル「Cross App Access(XAA)」を採用し、AIエージェントを企業内の正規のアイデンティティとして管理できます。
静的APIキーや未管理の接続を減らし、人間の従業員と同様のアクセス制御を適用できます。
記事の概要
Agent SSOは、Oktaのアイデンティティ管理製品にXAAを組み込んだ機能です。
Oktaによると、AIエージェントに人間の従業員と同じアイデンティティやセキュリティ制御を適用している組織は34%にとどまります。
背景には、企業アプリケーションごとに個別接続が必要で、一元的な可視性や管理者による監督が難しい課題があります。
XAAは、エージェントとアプリ間、アプリ同士の安全なアクセスを実現する標準プロトコルです。
XAA対応のAIエージェントは、Oktaのディレクトリ「Universal Directory」に正規のアイデンティティとして登録されます。
管理者は、AIエージェントへのアクセス権の割り当て、利用状況の監視、セキュリティポリシーの更新をOkta上で実施できます。
認証には、有効期間の短いトークンを使い、許可したアプリケーション、API、ツール、MCPサーバーへの接続に限定できます。
Oktaの事前連携済みアプリカタログ「Okta Integration Network」では、AnthropicのClaude、Asana、Atlassian、Slackなどを標準サポートします。
記事のポイント
- 正規IDとして一元管理: AIエージェントをUniversal Directoryに登録し、人間の従業員と同じ画面で可視化や権限管理を行えます。
- 短期トークンで接続制限: 静的認証情報や広範なOAuth認可を短期トークンに置き換え、最小権限で接続先を限定できます。
- 主要サービスと事前連携: OINを通じてClaude、Asana、Atlassian、Canva、SlackなどのAIエージェントやSaaSを標準サポートします。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: AIエージェント導入時に、個別接続や静的認証情報を前提にせず、対応アプリの範囲と権限管理を含む運用設計を初期段階から検討する必要がありそうです。
- 認証基盤提供者: AIエージェントを独立したアイデンティティとして扱う流れが進めば、ログイン機能だけでなく、標準プロトコルへの対応や接続先・権限の一元管理が競争軸になる可能性があります。
- セキュリティ担当者: エージェントの所在と接続先を把握しやすくなる一方、実行できる操作の監視は別途必要です。導入時には認証、最小権限、実行時制御を分けて評価することが求められそうです。
このニュースの背景
AIエージェントに人間の従業員と同じアイデンティティやセキュリティ制御を適用している組織は34%にとどまっています。
企業アプリケーションとの接続がシステムごとの個別対応になりやすく、一元的な可視性や管理者による監督、ライフサイクルの監査証跡が不足していました。
XAAはOAuthの拡張機能として開発されたベンダーニュートラルな標準プロトコルで、MCPの公式規格にも採用されています。
今回の機能が扱うのは主にエージェントの所在と接続先であり、実行できる操作の把握には継続的な監視が必要とされています。
関連するニュース
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Okta Japan株式会社のプレスリリース(2026年8月25日 09時30分)Okta、AIエージェント向けのシング…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000190.000063011.html