ライブストックジャパン株式会社は、牛の代謝状態を採血せずに推定するプラットフォームの事業化プロジェクトを始めました。
マルチスペクトルカメラで約200波長の分光データを取得し、AI解析後の推定結果を約2秒でアプリに表示します。
2027年4月の第一弾サービス提供を目指し、100頭規模の牛群を継続管理できる運用を検証します。
記事の概要
ライブストックジャパン株式会社は、マルチスペクトルカメラとAIを使い、牛の代謝状態を採血せずに推定・管理する「牛の代謝情報プラットフォーム」の事業化プロジェクトを開始しました。
本プロジェクトは、総務省の「ICTスタートアップリーグ」2026年度採択事業です。
青森みちのく銀行の「プロクレア CO-CREATE CHALLENGE」による事業化支援も受け、2027年4月の第一弾サービス提供を目指します。
計測開始から約200波長の分光データを取得し、AI解析を経て、推定結果をアプリに表示するまで約2秒です。
北里大学獣医学部と東京理科大学先進工学部の研究グループは、グルコース、コレステロール、ビタミンAなど12項目で80%以上の予測精度を確認しています。
同社は、採血に伴う保定や検体管理などの負担を減らし、数頭のサンプル確認から100頭規模の牛群全体を継続管理する運用を目指します。
今後はAIアルゴリズムの高度化、クラウドプラットフォームとアプリの開発、農場での実証試験を進め、計測条件や作業時間、有効測定率、経済効果を検証します。
記事のポイント
- 約2秒で代謝状態を推定: マルチスペクトルカメラで牛の尾静脈付近を計測し、約200波長の分光データをAIで解析します。
- 12項目で精度を確認: グルコースやコレステロール、ビタミンAなど、重要な血液生化学成分12項目で80%以上の予測精度を確認しています。
- 2027年春の提供を目指す: ICTスタートアップリーグなどの支援を受け、農場実証やクラウド・アプリ開発を進めます。
このニュースがもたらす影響
- 畜産事業者: 畜産事業者は、まず農場実証で有効測定率や総作業時間を確かめ、採血検査の代替ではなく日常的なスクリーニングとして導入効果を見極める必要がありそうです。
- 畜産ICT事業者: 既存の畜産ICT事業者は、個体・牛群データを取り込むAPI連携を前提に、代謝情報を繁殖・飼養管理へつなぐ機能や提携の設計を急ぐことになりそうです。
- 獣医師・研究機関: 獣医師や研究機関は、採血対象を絞る判断材料として使えるかを検証し、予測精度だけでなく診療時間や生産性への効果まで評価することが求められそうです。
このニュースの背景
飼養戸数が減少する一方で1戸当たりの飼養頭数が増え、少ない人員で個体を見守る必要性が高まっています。
血液検査は保定や採血、検体管理などを伴うため、100頭規模の牛群でも数頭の確認にとどまりやすい状況です。
そのため、牛群全体の状態を継続的に把握し、変化のある個体を早く見つける手段が求められています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
ライブストックジャパン株式会社のプレスリリース(2026年8月18日 10時00分)採血せず約2秒で牛の代謝状態をアプリ…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000132660.html