SNS各社が、利用者の行動やアカウント情報から年齢層を推定する仕組みを導入しています。
Metaは10代向け設定への自動切り替えを試し、Discordは全利用者を10代として扱う方式を始めました。
一方で、誤判定や年齢を偽る利用者への対応、本人確認情報の漏えいリスクが課題になっています。
記事の概要
オーストラリアでは16歳未満のSNS利用を禁じるなど、年齢による利用制限が広がっています。
EUの欧州委員会は2026年9月、「EU子ども法案(EU KIDS Act)」を発表しました。
日本では総務省やこども家庭庁の有識者会議が、一律禁止よりもSNS事業者への年齢確認義務を議論しています。
Metaは2025年4月、成人として登録されたアカウントから10代の可能性が高いものをAIで見つけ、ティーンアカウントへ切り替えるテストを米国で始めました。
Discordは2026年3月から、全世界の利用者に10代向け設定を初期適用し、成人かどうかを独自モデルで推定しています。
Robloxは2026年1月からチャット利用前の顔による年齢推定を求め、ChatGPTも18歳未満かどうかの年齢予測を世界で順次導入しています。
年齢推定は身分証を提出せずに済む可能性がある一方、境目の年齢では誤判定が起きやすく、別の本人確認を求められる場合があります。
日本では、SNS事業者の仕組み、国のルール、家庭での対話を組み合わせた対応が求められています。
記事のポイント
- Metaの10代保護設定: MetaはAIで10代の可能性が高いアカウントを見つけ、保護設定を自動適用するテストを進めています。
- Discordは全員を10代扱い: Discordは全利用者を10代として扱い、成人と確認できた利用者だけ制限を一部解除しています。
- 誤判定と漏えいの課題: 年齢推定は身分証提出を減らせますが、誤判定時の証明や本人確認情報の漏えいが課題です。
このニュースがもたらす影響
- SNS事業者: 10代を検出して保護設定を適用する方式と、全員を10代として扱う方式を比較し、誤判定時の救済や身分証提出を含む運用設計が必要になりそうです。
- 導入を検討する企業: 年齢推定を導入する場合、境目の年齢での誤判定を前提に、再確認の手段や本人確認情報の保管・漏えいリスクまで事前に検討する必要があります。
- 制度設計者: 一律禁止ではなく事業者への年齢確認を求める場合、サービスごとの保護設定、誤判定時の救済、家庭での対話をどう組み合わせるかが論点になりそうです。
このニュースの背景
オーストラリアで16歳未満のSNS利用を禁じるなど、年齢による利用制限が広がり、EUでも13歳未満のSNS利用禁止などを含む法案が示されています。
日本では一律の年齢制限に慎重な議論があり、SNS事業者への年齢確認義務を求める提言が出ています。
従来の自己申告だけでは実年齢を確認しにくいため、SNS各社は利用状況やアカウント情報、顔などから年齢層を推定する仕組みを導入しています。
年齢推定は身分証の提出を減らせる一方、境目の年齢で誤判定が起きやすく、誤判定時には顔写真や身分証による再確認を求められる場合があります。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
16歳未満のSNS利用を禁じたオーストラリアを筆頭に、子どものSNS利用を年齢で制限する動きが世界へ広がっています。EU…
https://www.watch.impress.co.jp/docs/topic/2150456.html