クリックテック・ジャパンは9月18日、AIエージェント対応を軸とする新たな事業戦略を発表しました。
BIに加えて分析SaaSとデータ統合の事業を拡大し、日本での事業規模を今後5年間で2倍にする目標です。
同社は全製品へのAI機能搭載やデータ基盤の強化を進め、AI導入時のデータ課題に対応します。
記事の概要
クリックテック・ジャパンは、AIとデータ統合、データ分析でデータをAIの原動力に変える「エージェンティックインテリジェンス」を掲げました。
同社が外部機関に委託した調査では、Fortune500および同2000企業の意思決定者232人の97%がAI戦略に意欲を示しました。
一方で、AIを実装している企業は18%、拡張段階の企業は2%にとどまりました。
同社はこの導入と拡張のギャップを、事業成長の機会と捉えています。
分析SaaSの売り上げは直近3年間で3.5倍、データ統合の売り上げは直近3~4年間で3倍以上に増えました。
2027事業年度の施策として、AIエージェントへの対応強化、分析SaaSの成長拡大、データ統合の強化を進めます。
全製品にAI機能を組み込み、AIエージェント対応プラットフォームへ進化させる方針です。
金融や公共で需要が高い大規模なデータ移行では、SAPなどのERPやSnowflake、Databricksとの連携も訴求します。
記事のポイント
- AI対応を全製品へ拡大: 全製品にAI機能を組み込み、同社のデータ基盤をAIエージェントが信頼して利用できるプラットフォームへ進化させます。
- データ品質を導入課題に対応: 調査で多かったデータ品質やAI出力の信頼性の課題に、クレンジングから問題修正までの品質管理で対応します。
- 金融・公共のデータ連携: 大規模なデータ移行需要を見込み、オンプレミス製品とSAP、Snowflake、Databricksなどの連携を強化します。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: AIエージェントの導入では、モデル選定だけでなく、データ品質や既存システムとの統合、業務上の意味付けまでを調達要件として整理する必要が強まりそうです。
- 同業サービス提供者: BI単体の機能競争から、データ統合・品質管理・文脈化までを含む基盤競争へ重心が移り、製品群や提携先の見直しを迫られる可能性があります。
- 販売パートナー: 金融・公共の大規模移行案件を開拓するには、オンプレミス環境とERP・データ基盤をつなぐ提案力が必要になり、専門性を持つ代理店に機会が広がりそうです。
このニュースの背景
企業のAI戦略への意欲は高い一方、実装・拡張に進んだ企業は限られており、導入意向と実運用の間に差があります。
調査では、AI導入の課題としてデータ品質、AI出力の信頼性、既存システムとの統合が挙がっています。
同社では分析SaaSとデータ統合の売り上げが伸びており、AIエージェントの活用を支えるデータ基盤への需要を事業拡大につなげようとしています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
6月にクリックテック・ジャパン社長に就任した今野芳弘氏が新たな事業戦略を発表した。BIとデータ統合支援で事業規模を倍増さ…
https://japan.zdnet.com/article/35252804/