エンジニアのRonak Malde氏は9月20日、AIエージェントがMinecraftでエンダードラゴンを8分43秒で倒した実験結果を公開しました。
実験では、OpenAIの「GPT-6 Astra」が長期計画を立て、TypeSafe AIの「Jev」が実行する行動を高速に選びました。
Minecraft向けボットライブラリ「Mineflayer」も組み合わせ、計画・判断・操作を分担しています。
モデル利用料はJevが約0.01ドル、Astraが約0.96ドルでした。
記事の概要
実験はMinecraft Java Edition 1.16.5の新しいワールドで、空のインベントリから始まりました。
AIはネザーを経由してエンドへ移動し、最後はベッドの爆発でエンダードラゴンを倒しました。
実行中の呼び出し回数は、Jevが131回、Astraが35回でした。
Astraは「何を達成するか」や「次にどこへ向かうか」といった上位計画を担当しました。
Jevは現在位置や持ち物、周囲の状況、目標を受け取り、「移動する」「掘る」「攻撃する」などの候補から行動を選びました。
Astraがバックグラウンドで計画を更新する間も、Jevは現在の目標に従って判断を続けました。
実際の移動や採掘などの操作は、Minecraft向けボットライブラリ「Mineflayer」が担いました。
一方で、難易度はPeacefulで、シード値やルート、既知の座標が事前に選定されており、画面を見て直接操作した実験ではありません。
記事のポイント
- 3者で役割を分担: Astraが長期計画を考え、Jevが次の行動を選び、Mineflayerがゲーム内操作を実行しました。
- Jevは判断に特化: Jevは文章生成ではなく、状況に応じた選択肢やスコアの判断を高速に返すAIです。
- 実験条件には制約: Peaceful設定や事前選定したルートを使っており、人間と同じ初見条件での攻略ではありません。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: 複雑な業務を1つの大型モデルに集中させず、計画・即時判断・実行に分ける設計を検討しやすくなります。処理速度と利用料を役割ごとに測る視点も必要になりそうです。
- AI開発事業者: 文章生成の性能だけでなく、選択肢やスコアを高速に返す判断機能が差別化要素になる可能性があります。既存ソフトウェアと接続する前提で、モデルの役割を設計することが求められそうです。
- AIエージェント業界: エージェントの評価では、攻略時間やモデル利用料に加え、既知のルートや構造化データへの依存度も確認する必要があります。実運用に向けて、初見環境での再現性が問われそうです。
このニュースの背景
これまでのAIエージェントでは、長期計画から細かな操作判断までを1つの大型LLMに任せる構成が多かったとされています。
TypeSafe AIは9月15日に、文章生成ではなく選択肢やスコアを高速に返すJevを公開しました。
今回の実験では、Astraが上位計画、Jevが次の行動の判断、Mineflayerが操作を担い、役割を分離する構成が示されました。
一方で、Peaceful設定や事前に選定したシード値・ルート、構造化データを使っており、人間と同じ初見条件での検証ではありません。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
GPT-6 Astraと高速判断AI「Jev」を組み合わせ、マインクラフトのエンダードラゴンを8分43秒で討伐したという…
https://ascii.jp/elem/000/004/436/4436545/