パナソニック コネクトは9月9日、搬送用ロボット(AMR)と周辺設備を連携するソフトウェアを今秋に提供すると発表しました。
新製品「Robo Sync for Mobility」は、複数メーカーのAMRやエレベーター、自動ドア、PLCなどをつなぎます。
ロボットの導入検討から制御、監視、分析までを一元化し、AIを使った作業分析やプログラミングと組み合わせます。
記事の概要
新製品は、ロボット導入を支援するソフトウェア群「RoboSync」の新たな製品です。
AMR単体だけでなく、エレベーターや自動ドア、産業用コンピューターを制御するPLCとも連携します。
建屋や階層をまたぐ搬送に対応し、AMRや周辺機器、ネットワークの稼働状況を時系列データとして取得します。
エラー発生時には、複合的な要因の中から原因を切り分け、現場での早期復旧を支援します。
2024年7月にリリースした「Robo Sync Planner」では、作業の録画データをAIが解析し、自動化の可否やROIの検討を支援します。
これまで100項目以上の手入力が必要だった作業分析を、AIによって効率化できると説明しています。
協働ロボット向けの「Robo Sync for Cobot」では、生成AIによるプログラム作成や画像認識にも対応します。
デモでは、AMRによる搬送と協働ロボットによる部品のピッキング、加工、次工程への搬送を連携させました。
記事のポイント
- AMRと周辺設備を連携: 複数メーカーのAMRに加え、エレベーターや自動ドア、PLCをネットワークで接続します。
- AIで導入検討を支援: 作業動画をAIが解析し、自動化の可否やROI検討に必要な入力を効率化します。
- 生成AIで制御を簡略化: 自然言語の指示からロボットの動作プログラムを生成し、現場の運用負荷を下げます。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: ロボット単体の性能比較だけでなく、複数メーカー機器や建屋間搬送を含む全体設計が必要になります。導入前にROIの算定方法と、稼働データの取得範囲を決めることが求められそうです。
- ロボットSI事業者: 生成AIによるプログラム作成と設備連携が進むと、個別機器の設定作業だけでは差別化しにくくなる可能性があります。工程設計や運用改善、異常時の切り分けまで支援する力が重要になりそうです。
- 製造現場責任者: 自然言語から動作を作れる一方、現場で使い続けるには生成された制御内容を誰が確認し、異常時にどう復旧するかを先に定める必要があります。導入時の運用ルールが成否を左右しそうです。
このニュースの背景
製造業や物流業では、労働力不足とコスト上昇を背景に自動化のニーズが高まっています。
一方で、導入前は自動化できる工程やROIの判断に時間がかかり、導入後はロボットのプログラミングや現場の変動への対応が負担になっています。
同社はCPS技術とBlueYonderのサプライチェーン管理システムの統合を進め、現場データの取得、AIによる解釈、ロボットによる実行とフィードバックをつなぐ方針です。
RoboSyncは、AIによる導入検討支援と生成AIによるプログラム作成に加え、AMRや周辺設備の連携へ対象を広げています。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
製造・物流現場の人手不足解消に向け、パナソニック コネクトはロボット導入を一貫支援するソフトの新製品「RoboSync …
https://japan.zdnet.com/article/35252470/