Cohesityは、バックアップデータをAIの学習や業務活用に生かす戦略を打ち出しています。
同社のAIツール「Cohesity GAIA」は、バックアップデータを大規模言語モデル(LLM)やAIエージェントに読み込ませられます。
セキュリティや権限管理を含むデータ準備の負担を抑え、過去の知見やコンテキストの活用につなげる考えです。
記事の概要
Cohesityは、ファイルサーバーやバックアップデータなどのセカンダリーデータをAIに活用する価値を訴求しています。
業務で直接使うRDBMSや業務アプリケーションのデータはプライマリーデータと呼ばれます。
一方、ドキュメントや資料などの非構造化データ、バックアップデータはセカンダリーデータに位置付けられます。
Cohesityは2024年に、Veritas Technologiesのエンタープライズデータ保護事業を買収・統合すると発表しました。
2025年からは、データセキュリティとバックアップを軸に事業を展開しています。
同社の「Cohesity GAIA」は、バックアップデータをLLMやAIエージェントにそのまま読み込ませられるAIツールです。
プライマリーデータをRAGで利用するには、セキュリティや権限管理などの準備が必要ですが、同社はバックアップ管理で培った仕組みを活用できると説明しています。
過去のデータや業務の歴史が蓄積されるバックアップを、AIのコンテキストとして使うことで新たな価値を生み出す考えです。
記事のポイント
- バックアップをAIへ: Cohesity GAIAは、既存のバックアップデータをLLMやAIエージェントに読み込ませられるAIツールです。
- データ準備を簡略化: セキュリティや権限管理を含むAI向けデータ整備の負担を抑え、RAG活用への準備を簡略化します。
- 過去の知見を活用: 最新情報が中心のプライマリーデータに対し、バックアップに蓄積された過去の知見をAIに生かせます。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: RAGやAIエージェントの導入を急ぐ企業は、プライマリーデータだけでなく、過去の文書やバックアップも候補に加え、権限管理まで含めた準備負荷を比較する必要がありそうです。
- 同業サービス提供者: バックアップを復旧用途に限らずAIの入力基盤として位置付ける動きは、データ保護とAI活用の境界を広げます。同業各社には、蓄積データの利用方法と管理機能を示すことが求められそうです。
- AI活用部門: 過去の判断や業務の経緯を扱う部門では、最新データ中心の検索では拾いにくい文脈をどう評価するかが論点になります。導入時は回答精度だけでなく、参照範囲と権限の検証が必要になりそうです。
このニュースの背景
AIエージェントの活用が進む中で、企業ごとに蓄積された業務上のコンテキストを、いかにAIへ与えるかが課題になっています。
プライマリーデータをRAGで利用するには、データ整理に加えてセキュリティや権限管理などの準備が必要です。
一方、バックアップデータは復旧のために管理されてきましたが、過去のデータや業務の履歴が蓄積されている場合があります。
Cohesityは、セカンダリーデータとバックアップを扱ってきた基盤を、AI活用にもつなげようとしています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
セカンダリーデータの管理を柱にバックアップやデータセキュリティなどへ事業を拡大してきたCohesityでは、セカンダリー…
https://japan.zdnet.com/article/35252439/