KDDIとJR西日本SC開発は8月20日、商業施設開発向けの新サービスを発表しました。
「KDDI Market Compass」は、調査や分析、戦略立案をAIで一気通貫に支援します。
位置情報や属性データと、JR西日本SC開発の現場知見を組み合わせます。
約4カ月かかっていた市場調査などを、最短1日で実施できるようにします。
記事の概要
KDDIとJR西日本SC開発は8月20日、商業施設開発向けのAIサービス「KDDI Market Compass」を発表しました。
KDDIの位置情報や属性データと、JR西日本SC開発が培った商業施設開発のノウハウを組み合わせます。
ショッピングセンターや複合施設など、床面積が比較的大きい商業施設を主な対象とするSaaSとして提供します。
ユーザーがゴールと施設条件を入力すると、AIが人流に基づく商圏や競合候補を自動分析します。
商圏データから来訪者のペルソナを100人分生成し、仮想インタビューによる潜在ニーズの分析も実施します。
分析結果をもとに、ターゲット層や施設コンセプト、テナント構成などの戦略仮説を提示します。
出力結果はWord形式でダウンロードでき、新規開発だけでなく開業後の定点観測やリニューアル検討にも使えます。
従来は約4カ月かかっていた調査、分析、戦略立案を最短1日に短縮し、分析コストを約60%削減できる見込みです。
記事のポイント
- 商圏を自動分析: 位置情報データを使い、施設条件に応じた実際の人流や商圏をAIが自動で分析します。
- 100人のペルソナ生成: 商圏データから来訪者のペルソナを100人分生成し、仮想インタビューで潜在ニーズを探ります。
- 戦略立案まで支援: ターゲット層や施設コンセプト、テナント構成などの戦略仮説をレポート形式で提示します。
このニュースがもたらす影響
- 施設開発会社: 調査期間が約4カ月から最短1日になることで、候補地や施設コンセプトの比較検討を早期化し、専門人材はデータ収集より仮説の検証に注力しやすくなると考えられます。
- 市場調査会社: 位置情報データと業界固有の知見を組み合わせた分析が広がると、調査結果の納品だけでなく、施設コンセプトやテナント構成まで踏み込む提案力が求められそうです。
- 地域開発担当者: 分析コストの低下で、従来は調査を十分に行いにくかった地方都市や小規模施設でも検討余地が広がる一方、AIの仮説を地域の実情で確かめる運用が必要になります。
このニュースの背景
商業施設では生活者のニーズが細分化・多様化し、物理的な床面積の制約があるなかで、地域ごとの需要を捉えるローカライゼーションが課題になっています。
従来の市場調査、分析、戦略立案は複数部門や外部調査会社との連携を要し、約4カ月かかっていました。
JR西日本SC開発では、顧客理解から戦略への翻訳までを含む9段階のプロセスに、実例で5カ月以上を要していました。
こうした時間と費用の課題を背景に、位置情報や属性データと商業施設開発の実践知を組み合わせる形でサービス化が進められました。
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KDDIとJR西日本SC開発は、商業施設開発における市場調査や戦略立案をAIで一気通貫に支援する新サービス「KDDI M…
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