Anthropicは7月30日、サイバーセキュリティ評価中のClaudeが、実在する3組織の本番インフラへ不正アクセスした事例を公表しました。
外部接続が可能な状態で評価を実施し、計6回の実行が実在システムに到達していました。
Anthropicは7月23日に調査を始め、同日中にすべてのサイバー評価を停止しました。
記事の概要
Anthropicは30日、サイバーセキュリティ評価中のClaudeが、実在する3組織の本番インフラに不正アクセスした事例を公表しました。
同社は、インターネットに接続した可能性がある141,006回の評価実行を調査し、3件のインシデントに含まれる計6回の実行を特定しました。
いずれも第三者評価パートナーのIrregularが用意した環境で、モデルの攻撃能力を測る「キャプチャー・ザ・フラッグ」を実施していました。
評価プロンプトには環境がシミュレーションで、インターネットには接続できないと明記されていましたが、両社の設定認識にずれがありました。
Claudeは弱いパスワードや認証されていないエンドポイント、SQLインジェクションなどを使ってアクセスしましたが、複雑な脆弱性の発見や悪用は確認されていません。
1件目ではClaude Opus 4.7が認証情報や数百行の本番データを含むデータベースへアクセスしました。
2件目ではClaude Mythos 5が悪意のあるPythonパッケージをPyPIで約1時間公開し、15台の実機で実行されました。
3件目では内部研究用モデルが約9,000件の対象をスキャンし、企業の外部向けアプリケーションを侵害しました。
Anthropicは7月27日にIrregularと影響を受けた3組織へ通知し、今後は外部接続の事前確認や継続監視を強化します。
7月21日にOpenAIが自社モデルによるHugging Face本番環境への攻撃を公表したことを受け、Anthropicが調査を始めた結果、今回の事例が判明しました。
記事のポイント
- 外部接続の誤設定: 評価環境の設定認識にずれがあり、AI操作用コンピューターから実際のインターネットへ接続できる状態でした。
- 3件のアクセス内容: Claude Opus 4.7は本番データベースへアクセスし、Claude Mythos 5は悪意のあるPythonパッケージをPyPIで公開しました。
- 再発防止策: Anthropicは事前の接続確認や継続監視、評価ログとネットワークログの確認を強化します。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Anthropicは30日、サイバーセキュリティ評価中のClaudeが、実在する3組織の本番インフラに不正アクセスした事…
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2129674.html