ONESTRUCTIONは、建設分野に特化した日本語AIモデル「Ishigaki-AEC」のAPI提供を始めました。
対象は、経済産業省とNEDOの「GENIAC-PRIZE 2026」に応募する企業です。
さくらインターネットのGPUクラウド「高火力 VRT」を基盤に、建設分野のAIシステム開発を支援します。
記事の概要
ONESTRUCTIONは、建設業特化AI基盤モデル「Ishigaki」シリーズの一つとして、Ishigaki-AECを提供しています。
Ishigaki-AECは、日本の公共工事の標準仕様書や法令を追加学習した日本語モデルです。
今回のAPI版は、GENIAC-PRIZE 2026の応募企業のうち、利用を希望する企業が対象です。
提供形式はOpenAI互換APIで、企業ごとにAPIキーを発行します。
利用料は、GENIAC-PRIZEの期間中に無償となる範囲で提供されます。
公開版のIshigaki-AEC-9Bは、Hugging FaceでCC BY 4.0のライセンスにより公開されています。
公共建築・土木工事の標準仕様書を基にした4択981問の社内ベンチマークでは、正答率56.07%を記録しました。
この正答率は、ベースモデルの43.32%を12.75ポイント上回りました。
記事のポイント
- 建設知識を追加学習: 公共工事の標準仕様書や法令を学習した日本語モデルで、建設業務向けの回答精度を検証しています。
- GENIAC応募企業が対象: GENIAC-PRIZE 2026の応募企業に、OpenAI互換APIと企業ごとのAPIキーを提供します。
- H100基盤を採用: さくらインターネットのGPUクラウド「高火力 VRT」を基盤に、期間限定で提供します。
このニュースがもたらす影響
- GENIAC応募企業: 期間中の無償範囲とOpenAI互換APIにより、モデル運用基盤の構築よりも、建設現場のどの業務に組み込めるかの検証へ早く移れる可能性があります。
- AIサービス提供者: 建設分野では汎用モデルの採用だけでなく、標準仕様書や法令に対する性能を示せるかが比較軸になり、専門知識の評価方法まで含めた提案が求められそうです。
- 建設業界: 公共工事の知識を扱うAIの実装候補が増える一方、ベンチマークの正答率は56.07%であるため、業務投入時には人による確認や適用範囲の切り分けが必要になりそうです。
このニュースの背景
建設業では人手不足を背景に、AIによる業務効率化が求められています。
一方で、標準仕様書や法令を前提とする業務が多く、汎用AIをそのまま使うだけでは実務に必要な精度を得にくい場面があります。
GENIAC-PRIZE 2026では、エッセンシャルワーカーの人手不足解消に向けた業務プロセス改革がテーマとなり、建設・インフラも課題分野に含まれています。
GPUクラウドを利用できる環境が整うことで、専門分野のAIシステムを開発・検証する際の計算基盤を別途用意する負担を抑えやすくなります。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
ONESTRUCTION株式会社のプレスリリース(2026年11月4日 12時55分)ONESTRUCTION、建設ドメ…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000056155.html