Queueは、WebサイトがCommon Crawlに保存されているかを確認できる無料ツールを公開しました。
URLを入力すると、2008年以降のクロール履歴やrobots.txtの設定、保存されたHTMLを確認できます。
Cloudflareなどによるアクセス拒否や、JavaScript依存で本文が取得できていない可能性も分析できます。
企業のAI検索最適化に向けた技術状況の把握を支援します。
記事の概要
Queue株式会社は、AI検索最適化サービス「umoren.ai」で、無料ツール「AI事前学習データチェッカー(Common Crawl)」を公開しました。
本ツールは、Webサイトが大規模言語モデルの学習データ収集元の一つであるCommon Crawlに保存されているかを確認するサービスです。
対象URLを入力すると、Common Crawlの公式インデックスを照会し、保存・リダイレクト・エラーの状況をクロール単位で表示します。
標準では直近12か月を対象とし、2008年以降の任意の期間を最大12か月まで指定できます。
Common Crawlがクロールした当時のrobots.txtを解析し、CCBotやGPTBot、OAI-SearchBot、ClaudeBotなどへのAllow・Disallow設定も確認できます。
HTTP 403や429などのエラーレスポンス、HTTPヘッダー、ブロック画面を分析し、Cloudflare、AWS WAF、Akamaiなどがアクセスを妨げた可能性を示します。
保存されたHTMLの概要やプレビュー、ソース、取得時のヘッダーを確認でき、JavaScript依存によって本文が含まれていない可能性も把握できます。
単一ページの基本チェックはアカウント登録なしで開始でき、サイト全体やサブドメインの確認には無料アカウントが必要です。
記事のポイント
- クロール履歴を可視化: 2008年以降の保存履歴をタイムラインで確認し、保存URLや件数、取得日時、HTTPステータス、リダイレクトを把握できます。
- AIボットの拒否原因を分析: 当時のrobots.txtやエラーレスポンスを調べ、CCBotへのアクセス拒否やCloudflareなどによるブロックの可能性を確認できます。
- 保存HTMLを技術診断: Common Crawlが取得したHTMLやヘッダーを確認し、JavaScript依存で本文が不足している場合にSSRやSSGの検討につなげられます。
このニュースがもたらす影響
- 導入を検討する企業: AI検索対策をコンテンツ改善だけで進めず、robots.txtやWAF、JavaScript依存による取得不全まで確認し、技術部門と優先順位を共有する運用が求められそうです。
- LLMOサービス提供者: AI検索での表示結果だけでなく、学習データの収集元に至る技術的な到達状況を診断する提案が可能になります。一方、保存だけで学習を保証しない点の説明も必要です。
- Web開発部門: サイトリニューアルや設定変更の前後で、AIクローラーの取得状況と保存HTMLを比較する視点が加わります。SSRやSSGの検討を、実際の取得記録に基づいて進めやすくなります。
このニュースの背景
生成AIが企業やサービスの比較・検討に使われるなか、企業には自社情報がどのように認識されているかを確認する必要が生じています。
AI検索対策ではコンテンツ品質や構造化データが注目されていますが、Common Crawlなどの収集元に自社サイトが保存されているかは確認しにくい状況でした。
Common Crawlは2008年から公開Webサイトを収集し、近年はおおむね毎月、数十億ページ規模のクロールデータを公開しています。
従来は公式インデックスや過去のHTTPレスポンスを個別に調べる必要があったため、保存状況からrobots.txt、ブロック、HTMLの内容まで一連で確認できる手段が提供されました。
関連するニュース
- Cloudflareは、検索を維持したままAI学習を拒否できる管理機能を提供しました。
- EXIDEAが、ChatGPTなどでのブランド順位や言及率を測定し、引用されるためのページ改善策まで示すEmmaLLMOを提供します。
- 株式会社Bennuは、AIOGeoScanで診断した7,803件のページを分析し、AI検索対策の未整備状況を公表しました。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
Queue株式会社のプレスリリース(2026年10月14日 09時00分)「AIは自社サイトを認識できているのか?」um…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000147944.html