宿泊予約システム「CHILLNN」を提供するCHILLNNは、宿泊施設探しにおけるAI利用動向を調査しました。
ChatGPT、Gemini、Google AI Overviewで、6都市の宿泊施設が推薦される傾向を分析しました。
OTAなどの検索上位30施設の50.4%は、AIに一度も推薦されませんでした。
ニッチな条件を含む検索では、OTA上位外の施設が推薦される割合も高まりました。
記事の概要
調査期間は2026年3月から6月で、浅草、箱根、金沢、京都、名古屋、那覇を対象にしました。
じゃらんnet、楽天トラベル、Booking.com、一休.com、Googleマップの検索上位30施設を比較しました。
CHILLNNで予約を完了したユーザー2,528名へのアンケートと、AI利用者のプロンプト67件を分析しました。
プロンプトの88.1%は、複合条件やこだわり設備、ペット同伴など5カテゴリに分類されました。
AIで宿を選んだ割合は日本語ユーザーが7%、外国語ユーザーが21%でした。
6都市の720施設を調べた結果、50.4%はAIに一度も推薦されませんでした。
ニッチなプロンプトでは、OTA上位外の施設が推薦される割合が通常より6都市平均で18.0ポイント高まりました。
CHILLNNは、宿泊施設に対してAI検索上での見え方の確認や、ニッチな情報のオンライン整備を提言しています。
記事のポイント
- 複合条件の検索が中心: 分析した宿探しのプロンプト67件では、複合条件や設備、同行者などのニーズが88.1%を占めました。
- OTA上位とAI推薦に差: 6都市720施設のうち50.4%はAIに一度も推薦されず、OTAの順位との差が明らかになりました。
- ニッチ検索で推薦先が変化: ニッチなプロンプトでは、OTA上位外の施設が推薦される割合が通常より平均18.0ポイント高まりました。
このニュースがもたらす影響
- 宿泊施設の販促担当: OTAの順位だけでは自施設の露出を判断しにくくなりそうです。誰にどの過ごし方を提案できる宿かを、公式サイトなどで具体化する作業が求められます。
- OTA・予約事業者: 複数条件や設備へのこだわりを含む検索では、従来のランキング以外から施設が選ばれる可能性があります。検索結果とAI推薦の差を把握する必要がありそうです。
- インバウンド対応施設: 外国語ユーザーは日本語ユーザーよりAIで宿を選ぶ割合が高かったため、英語などで施設の特徴や滞在目的を具体的に説明できるかが集客に影響する可能性があります。
このニュースの背景
旅行者がChatGPTやGoogle AI Overviewなどに宿探しを相談する動きがあり、施設側からはAI検索上での紹介状況が見えにくい状況です。
今回分析されたプロンプトの多くは、複数条件や設備、同行者などを含んでおり、従来のOTAの検索・絞り込みだけでは扱いにくい内容でした。
OTAなどの検索順位とAIが参照する情報には差があるため、宿泊施設にとってオンライン上の情報をどのように整えるかが課題になっています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社CHILLNNのプレスリリース(2026年10月7日 10時19分)OTA上位30施設の半数はAIに推薦されず─…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000057642.html