Howlandは10月5日、英文開示向けマネージドAI翻訳サービス「HAVERA」の提供を開始します。
AIによる初期翻訳から原文照合、人的確認、最終成果物の品質確認までを一貫して管理します。
開示上の重要性に応じて確認範囲を設計し、企業にしか判断できない事項を切り分けます。
記事の概要
HAVERAは、日本企業の英文開示や海外向け企業発信を対象とするサービスです。
AIによる初期英訳に加え、日本語原文との再検証、人的確認、確認事項の整理をHowlandが担います。
業績・業績予想、配当・資本政策、M&A、KPI定義などは、AIが指摘しなくても重要性に応じて確認します。
決算説明資料や適時開示資料のほか、中期経営計画、統合報告書、ガバナンス関連資料にも対応します。
新規英訳だけでなく、社内制作や既存の翻訳会社、AI翻訳で作成した英語の再検証にも対応します。
Word、PowerPoint、Excel、PDFについて、数値や単位、脚注、グラフ、改行など最終成果物の状態も確認します。
東京証券取引所によると、2025年12月末時点のプライム市場上場会社の英文開示実施率は、決算短信99.6%、適時開示資料96.8%、IR説明会資料87.1%です。
記事のポイント
- 重要性で確認範囲を設計: AIの指摘箇所だけでなく、誤った場合の影響が大きい情報を人的確認の対象にします。
- 既存の制作体制に追加: 現在の翻訳会社やAI翻訳を維持したまま、原文照合や重要資料の確認工程を追加できます。
- 機密情報の扱いを管理: 一般モデルの学習利用を避ける法人向け環境を原則使用し、未公表情報の入力条件も確認します。
このニュースがもたらす影響
- 英文開示担当企業: 既存の翻訳会社やAI翻訳を置き換えずに、重要情報の確認と機密情報の利用条件だけを追加検討できます。まず公開済み資料で、社内承認に残す判断と外部へ移せる確認を切り分けることが現実的です。
- 翻訳サービス提供者: 訳文の自然さや精度だけでなく、重要性に応じた確認範囲、企業への照会、最終ファイルの品質管理まで責任分界を示す必要が高まりそうです。
- IR・広報担当者: 英文開示の実施率が高い状況でも資料範囲の拡大が求められるため、全文を一律に読み直す体制から、重要事項と企業固有の判断に時間を配分する運用を検討しやすくなります。
このニュースの背景
2025年4月、東京証券取引所はプライム市場の上場内国会社に対し、決算情報と適時開示情報の日本語・英語同時開示を原則義務化しました。
2025年12月末時点で、プライム市場上場会社の英文開示実施率は決算短信99.6%、適時開示資料96.8%、IR説明会資料87.1%に達しています。
一方、海外投資家の88%は英文開示が改善した、またはやや改善したと回答する一方、より多くの資料や全文英訳の充実を求めています。
翻訳AIの高精度化で自動化や人的確認の限定が現実的になるなか、誤った場合の影響を踏まえて、何を誰が確認するかが課題になっています。
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詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
株式会社Howlandのプレスリリース(2026年10月5日 08時00分)英文IR支援のHowland、英文開示向けマ…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000181765.html