アドベンチャー、AIで旅行予約のカード不正対策を自動化

総合旅行予約サイト「skyticket」を運営するアドベンチャーは、ForterのAI不正対策ソリューションの運用を開始しました。
「Forter Fraud Management」と「Forter Payment Optimization」を導入し、クレジットカード決済の不正検知と認証を最適化しました。
本格運用から約1カ月で、3DS利用率を100%から19%に下げ、チャージバック率0%を達成しました。
1日あたり2時間発生していた目検チェックも不要になりました。

記事の概要

アドベンチャーは、Forterが提供するリアルタイムAI判定プラットフォームをskyticketに導入しました。
対象サービスは、不正対策の「Forter Fraud Management」と決済最適化の「Forter Payment Optimization」です。
2026年5月の本格運用開始後、3DS利用率は従来の100%から19%に低下しました。
3DS失敗取引の割合も18.2%から3.3%へ下がり、14.9ポイント改善しました。
Forterが疑わしい取引をリアルタイムでブロックし、チャージバック率は金額ベースで0%になりました。
オーソリ承認率は前月比で最大4.4ポイント向上し、約1億2,000万円相当の与信にも成功しました。
AI判定による自動化で、従来必要だった1日あたり2時間の目検業務もゼロになりました。

記事のポイント

  1. 3DS適用を最適化: AIが取引リスクをリアルタイムで判定し、低リスクの顧客には追加認証なしで決済を提供します。
  2. 売上回復にも寄与: 与信に失敗した取引へ最適な3DSを推奨し、約1億2,000万円相当の与信を成功に導きました。
  3. 目検業務を自動化: AIによる不正判定へ移行したことで、毎日平均2時間の目検チェックとルール更新の負担をなくしました。

このニュースがもたらす影響

  • 導入を検討する企業: 全件認証か手作業かという二択ではなく、不正リスクに応じて認証を変え、離脱率・不正率・承認率を同時に評価する設計が求められそうです。
  • 同業のサービス提供者: 旅行予約では、安全性を高めるほど購入時の摩擦が増える課題があります。認証の適用範囲と売上回復まで一体で最適化できるかが、競争上の比較軸になる可能性があります。
  • 決済担当者: 不正検知の導入効果は、チャージバックだけでなく認証失敗、与信回収、確認工数まで追う必要があります。複数指標で継続的に運用を見直す体制が重要になりそうです。

このニュースの背景

旅行予約ではクレジットカードを狙う不正取引が高度化し、従来のルールベース対策だけでは一部の不正を防ぎきれない状況でした。
一方で、3DSを全件適用すると認証失敗によるカゴ落ちが発生し、不正対策と購入体験の両立が課題になっていました。
不正監視では毎日平均2時間の目検業務も発生しており、人的負荷とルールチューニングの煩雑さも導入の背景にありました。

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