日東工業の直接液冷(DLC)対応「OCP ORV3ラック」が、AIインフラ検証施設「DRIL」に採用・設置されました。
DRILは、MCデジタル・リアルティが千葉県印西市のNRT12データセンター内で運営しています。
最大150kW/ラックの高電力密度環境で、AI・HPCサーバーの性能や冷却戦略を検証できます。
記事の概要
日東工業株式会社のDLC対応「OCP ORV3ラック」が、MCデジタル・リアルティ株式会社のAIインフラ検証施設「MCデジタル・リアルティ イノベーション ラボ(DRIL)」に採用・設置されました。
DRILは、千葉県印西市のNRT12データセンター内で運営されている検証施設です。
高度なAIおよび高性能コンピューティング(HPC)のユースケースに対応し、本番環境に準じた検証環境を提供しています。
日東工業は、最大150kW/ラックの高電力密度ワークロードに対応する検証環境向けに、同ラックを開発・提供しました。
同ラックは、冷却液分配装置(CDU)との接続や、マニホールド・配管などの実装を考慮した構造を採用しています。
パートナー企業や顧客は、DRILで本格導入に先立ち、AI・HPCサーバーの性能や冷却戦略を検証できます。
OCPは、Meta社が中心となって設立した非営利団体で、データセンター機器の設計仕様を公開しています。
記事のポイント
- 150kW/ラック対応: 高性能GPUを搭載したAI・HPCサーバーを、実環境に近い高電力密度条件で検証できる構成です。
- 液冷系統を実装: CDUとの接続に加え、マニホールドや配管を考慮し、直接液冷に必要な構成を検証できます。
- 本番前の検証環境: パートナー企業や顧客が、AIやハイブリッドクラウドの構成を本格導入前に確認できます。
このニュースがもたらす影響
- 導入検討企業: AI・HPC基盤を導入する企業は、サーバー性能だけでなく、150kW級の電力・発熱条件で冷却系統まで事前検証する計画が求められそうです。
- データセンター事業者: 高密度ラックを受け入れる事業者は、CDUや配管を含む設備構成と保守性を、本番導入前に検証して運用条件を定める必要が高まりそうです。
- 機器・基盤提供者: AI基盤を提供する企業は、OCP仕様への適合だけでなく、液冷機器との接続性や施工・保守のしやすさまで示すことが競争力になり得ます。
このニュースの背景
高性能GPUを多数搭載したサーバーの導入により、ラック当たりの消費電力と発熱量が上昇しています。
従来の空冷設計だけでは対応が難しいケースが増え、直接液冷への関心が高まっています。
AIやHPCの本番運用を見据え、実環境に近い条件で性能と冷却戦略を確認できる検証環境が必要になっています。
詳しい記事の内容はこちらから(引用元)
日東工業株式会社のプレスリリース(2026年8月20日 11時00分)日東工業の「直接液冷・高密度対応のOCP ORV3…
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000125.000063241.html