1Finity、AI処理と通信を同一基盤で実行するvRANソフトを提供

富士通グループの1Finityは11月4日、AIとモバイル通信を統合するソフトウェアを発表しました。
「Open vRAN Solutions VB5000」は、12月にO-RAN準拠の無線装置とともにグローバル市場で提供されます。
通信事業者は同一のNVIDIA GPUインフラ上で、RAN処理とAI処理を実行できるようになります。

記事の概要

1Finityが発表したVB5000は、「AI-Native vRAN」構想の中核製品です。
無線アクセスネットワーク(RAN)とAIワークロードを同じコンピューティング基盤で動作させます。
これにより通信事業者は、通信サービスに加えてエンタープライズ向けAIサービスも提供できます。
基盤には「NVIDIA AI Aerialプラットフォーム」を採用し、QCTやSupermicroのAIサーバーと組み合わせます。
通信事業者はAI向けGPU基盤と無線ネットワーク基盤を個別に整備する必要がなくなります。
Armadaの「Bridge」により、共有環境でのワークロード管理や課金、アクセス制御にも対応します。
Aibleのノーコード型AIエージェント開発基盤を実装し、AIサービスを展開することも可能です。
1Finityは2027年度に通信事業者とフィールド検証を実施し、ネットワーク高度化につなげる計画です。

記事のポイント

  1. 同一GPUで通信とAI: VB5000は同一のNVIDIA GPUインフラ上でRAN処理とAI処理を実行し、基盤の共用を可能にします。
  2. 通信事業者のAI展開: Armadaの管理機能やAibleの開発基盤を組み合わせ、通信事業者のAIサービス提供を支援します。
  3. 工場や物流で活用: ロボットや自動搬送機、監視カメラ向けに、低遅延のAI推論を実行する用途を想定しています。

このニュースがもたらす影響

  • 通信事業者: 通信基盤とAI基盤を別々に整備する前提が変わり、設備投資や運用設計に加えて、企業向けAIサービスの課金・アクセス管理まで一体で検討する必要が生じそうです。
  • 通信機器ベンダー: 無線機能の性能だけでなく、GPU上でAI処理と共存させるソフトウェア設計や、通信事業者がサービスを運用するための管理機能が競争軸になる可能性があります。
  • 工場・物流企業: ロボットや自動搬送機、監視カメラのAI処理では、通信と推論を別々に調達するのではなく、遅延や安定性を含む統合基盤として評価する選択肢が増えそうです。

このニュースの背景

vRANは基地局機能をソフトウェア化し、汎用サーバー上で動かす方式です。
1Finityはこの考え方をAI処理基盤と統合する「AI-Native vRAN」を構想しています。
工場や物流現場では、ロボットや自動搬送機、監視カメラに対するリアルタイムAI推論が想定されています。

詳しい記事の内容はこちらから(引用元)

ZDNET Japan

富士通グループでネットワーク事業を担う1Finityは、モバイル通信事業者が通信サービスとAIサービスを一体的に提供でき…

1Finity、AIとモバイル通信を統合「AI-Native vRAN」構想を展開–中核ソフトウェアを12月提供開始 – ZDNET Japan
https://japan.zdnet.com/article/35254368/

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